母の日よりも主張の少ない父の日ですが、6月の第3日曜日は父の日です。
それは、母には感謝しているけれど、父には感謝していないということではなくて、何を送ったらいいのかがわかりづらいということです。
それはなぜでしょうか?
おそらく女の人は、新しくものを購入することに快感を覚えますが、男の人は比較的、本当に気に入ったものを長く使う習慣があるからだと思われます。
つまり、母親はある程度自分の好みに合っていれば、自分のアイテムが増えることに喜びを覚えますが、父親は値段ではなく本当に実用性のあるものしか必要としていないということなのだと思います。
それを証拠に、母親は買ったきりタグも取らない洋服などがあるのに対して、父親ってそういうことは少ないと思いませんか?
父親が喜ぶものに値段は関係ない
父親が喜ぶもの、ズバリ実用品です。
それはどんなものであっても「子供にプレゼントをもらった!」という事ことが嬉しいようです。
たとえそれがすごく安いものでもいいのです。
逆に、高価なものをプレゼントすると、「子供に、お金を使わせてしまった」と思ってしまうことも。
母の日や父の日は、あくまでも感謝の気持ちを伝える日なのですから、それをふまえてプレゼントを選びましょう。
年齢に合ったものを贈りましょう
当たり前ですが、自分の年齢によって父親の年齢層も違います。
中学生や高校生なら父親はまだバリバリの働き盛りだし、もう自分が子供を育てている年齢なら父親は高齢になっているでしょう。
その年代によって贈るものも変わってきます。
私の場合、父親はもう高齢。
というわけで、私がこれまで贈ってきたものを年代別に紹介してみますね。
中高生の頃…ハンカチ・靴下・キーホルダーなど
このころは、お小遣いもわずかですし、姉と一緒にプレゼントしていました。
500円ずつくらい出し合って。
合わせても1,000円程度ですからたいしたものは買えません。
でも、日頃身に付けられるもので喜んで使ってくれていました。
特にキーホルダーは金属部分のメッキが剝がれても使い続けてましたよ。
20代の頃 名刺入れ・財布・サーモマグなど
自分自身で働くようになり、お小遣いにも余裕が出てくるので、プレゼントできる範囲も広がった時代です。
父はまだ現役で仕事をしている世代でしたから、仕事のおともになるものを選んでいました。
それほど高価なものでなくても、「いやぁ~娘にもらったんですよ~」なんて、同僚や取引先で自慢していたらしいです。
30代の頃 ベルト・ネクタイなど
このころ、父親はまだ現役。
私の方はというと、収入はあるものの結婚したことで送る相手が2人に。
予算的にもここから少しダウンしました。
子供の教育費にもお金がかかりますしね。
40代 ポロシャツ・Tシャツ・帽子など
父親は、定年。
仕事に行かなくなり、服装はスーツから普段着へ。
意外と普段着が少ない。
なので、普段どんどん惜しみなく着られるポロシャツなどはすごく喜んでくれます。
帽子は、少々、いやかなり頭も薄くなり…出かけるときに隠せます(笑)。
実際に私が送ってきたものを紹介してきましたが、父親がお酒を飲む人ならば、専用のぐい飲みやグラスなどをプレゼントするのもいいかもしれませんね。
プレゼントに言葉をそえて
これまで、お話してきたように父の日は感謝の気持ちを伝える日。
ですから、安いものでも気持ちが伝わりさえすればいいのだと思います。
実際、私も余裕があったときでも5,000円を超えるようなものを送ったことはありません。
還暦や古稀・喜寿…といった節目のお祝いの時は、少し奮発しますけどね。
でも、やはりどんな時に贈るものでも、プレゼントというのはそこに相手を思う気持ちがある、ということが大事なことなのだと思います。
そして、プレゼントを渡すときには「いつもありがとう」のことばをお忘れなく。