6月ごろになると梅が収穫され、おばあちゃんは梅酒をよく作っていました。
梅酒は夏バテなどにとても良いということで、夏バテ体質の母はよくそれを水で割って飲んでいました。
漬けてあった梅を食べることもあったけど、やっぱりお酒も使っているからそうそう食べさせてもらえません。
そこでおばあちゃんが子供たちのために作ってくれた梅ジュース!
大人のまねをして水で割ってよく飲んでいたものです。
甘いけれど、梅の香りがさわやかで、大人になってもやはりおいしいです。
おばあちゃんが他界したあとは、母が梅酒や梅ジュースを作っていたけれど、数年前からそれをマネして作っています。
でも、面倒なことは苦手、できるだけ手を抜きたい…そんな私でもできる梅ジュースの作り方をご紹介します!
誰でも簡単!梅ジュースの作り方
新鮮な梅が手に入ったら、ぜひ梅ジュースを。面倒なことが苦手な私でも簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてください。
<材料>
・青梅(新鮮なもの)… 1kg
・氷砂糖(砂糖でも)… 1kg(好みで増減)
・酢 … 300cc(好みで増減)
・密閉できる瓶(梅酒などを付けるようにどこでも売ってます。)
<作り方>
まず、瓶を熱湯で殺菌消毒し、逆さにして乾かしておきます。(水分が残らないように気をつけましょう)
梅を洗い、水気をしっかりとふき取り、つまようじか竹串などをつかって、ヘタを丁寧にとります。(ついたままでも大丈夫ですが、ちょっとエグミが気になるかも)
乾かした瓶に、梅→氷砂糖→梅…の順番で入れます。
最後に、酢をかけるように入れて、しっかりとふたを閉めます。
黒いビニールなどで日光を遮断し、冷暗所に保存。
2週間ほどで出来上がりますが、時々びんを揺らして全体をなじませるといいでしょう。
氷水で割って飲むと美味しさ3割増しです♪
※出来上がった梅ジュースは冷蔵庫で保存しましょう。
酢は苦手という方は
今回紹介した梅ジュースの作り方は、お酢を利用していますが、酢が苦手…という方は入れなくても梅ジュースはできます。
その場合は、出来上がった梅ジュースを一度鍋などにうつして、熱を加えてあげると傷みにくくなります。
酢を入れるのは、砂糖だけで作ったものよりもさらに口当たりがさわやかになることと、酢には抗菌作用があるので、発酵やカビの発生を抑える効果もあり、最後の鍋にうつして…の手順が省けます。
実際には砂糖が入るので、酢はそれほどきつくありませんので、最後の手順を省きたいなら、少し量を調整して入れてみるといいかもしれません。
漬けた梅もおいしくて子供に人気!
つけた梅は、食べられます。
ただし、梅ジュースを飲み始めるときには、梅は取り出してタッパーなどに入れて冷蔵庫に入れて保存した方がいいでしょう。
エキスが出てちょっとしぼんでいますが、漬ける前の青梅に包丁で一か所切れ目を入れるか、全体をフォークなどで刺しておくとカリカリに仕上がります。
剣山の上で軽く転がすのもいいそうですよ。
私は、一か所包丁で切れ目派です。
カリカリに仕上げておくと歯触りもよく子供たちのウケも最高です。
氷水で割った梅ジュースのグラスの中に一つ入れてあげると、見た目もちょっと涼しげできれいですよ。
梅ジュースで夏バテ知らず!
梅には、クエン酸やミネラルも豊富で、疲労回復や夏の食欲不振、血流の改善にも良いとされています。
梅ジュースは市販でも売られていますので、購入して飲むのもいいですが、自分で作ると、甘さや酸味も好みで作れますし、梅も食べられるので梅の栄養をまるごと取り入れることができます。
今年はぜひ、自分で作ってみませんか?