冷蔵庫にあるとちょっと安心してしまうのが常備菜です。
あと一品! という時や栄養バランス的にもう少し食材を摂りたいなぁという時にも便利な常備菜。
市販なら賞味期限が表示されていますが、手作りの常備菜の賞味期限はどれくらい?
と考える人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、定番の常備菜それぞれの賞味期限や、長持ちさせる味付けや保存方法などを解説します。
共働きで忙しいご家庭や小さな子供がいるご家庭では食事をつくる時間を充分とれない場合もあります。
週末や時間のある時に作り置きしておくと大変便利なのでが常備菜です。
冷蔵庫の開け閉めや季節、食材にもよりますが、
一般的には冷蔵保存2~3日、冷凍保存2~3週間が賞味期限だと言われています。
使う調味料でも違いがあり、塩や酢をつかったレシピなら4.5日は食べることができます。
食材には傷みやすいものとそうでないものがありますので、使う食材でも賞味期限は左右されます。
具体的には、腐りにくい野菜にかぼちゃ、玉ねぎ、キャベツ、ブロッコリーなど、腐りやすい野菜にネギ、小松菜、レタス、アスパラ、ニラ、ほうれん草などがあります。
長持ちする野菜の特徴は水分が少なめの根菜が多く、葉物や水分が多い野菜は傷みやすいです。
常備菜作りは、買ってすぐのできるだけ新鮮なうちに作っておきましょう。
大根やキャベツ、白菜などの大きい野菜は使いきりサイズだと割高で、ついつい丸ごと買って、結局傷んでしまった・・・なんて方も多いと思います。
そんな時は大根を煮物にしたり、白菜を浅漬けに、キャベツを塩昆布と塩であえるだけでも日持ちする常備菜になります。
市販のもの表記されている期限は消費期限と賞味期限があります。
消費期限は期限が過ぎたら食べない方がいいという意味で、賞味期限は美味しく食べられる期間のことです。
常備菜の賞味期限も一般的には2.3日と言われていますが、それは美味しく食べられる期間ですので、実際はもう少し日持ちするものがたくさんあります。
常備菜のレシピ本にはそれぞれ賞味期限の記載もあり、ある著書では筑前煮やラタトゥイユが5日間、牛しぐれ煮が7日間、鮭ふりかけが10日間と書かれています。
ある程度の保存が効くようにするには醤油、塩、味噌、砂糖、酢などの調味料を多めに使ってください。
砂糖には細菌やカビの繁殖に必要な水分を吸収して繁殖を阻止する働きがありますし、酢には雑菌効果があります。
塩で口をすすぐと口内炎に効果があるといわれるように、塩分には殺菌効果があります。
長期保存が可能な漬け物やジャムも納得できますよね。
同じ常備菜を毎日食卓に出していたら、「またコレ?」なんて家族に飽きられる可能性もありますし、できれば一般的な2.3日より日持ちさせたいと思う方も多いと思います。
水分が多いと雑菌が繁殖してしまうので、しっかり炒めて水分を飛ばしたり、煮汁も少ない方が長持ちします。
日持ちする常備菜を作る時にはしっかり火を通すことで、雑菌の繁殖を防ぎ、殺菌することができます。
常備菜を食べる時も温められるものはしっかり温めてから食べましょう。
定期的に温めておくと少し保存期間を延ばすこともできます。
また、雑菌の繁殖を防ぐためにも常備菜の取り分けには清潔な箸を使ってくださいね。
常備菜の賞味期限をご紹介しましたが、いかがでしたか?
一般的には2~3日、調味料を工夫すればもう少し日持ちします。
さらに保存したい場合は冷凍保存しましょう。
「今日は頑張って作るぞ!」という日は、食材が新鮮なうちにしっかり加熱&汁気などの水分は少なめ、日持ちする調味料を使った料理を心がけて作ってください。
賞味期限はあくまでも目安なので、「大丈夫かな?」と不安に思った時は見た目とニオイで判断してください。
基準はドロっとしていたり、ぬめり、変色、酸っぱいニオイがあったらNGなので日ごろから気にしておくことをおすすめします。