野菜は食べてますか。
炒め物やサラダ、お浸しなど、食卓には必ず一品は並べたいですよね。
近頃は、野菜が高騰しているので、その量も少し控えめになってしまっていますが、栄養バランスを考えても、やはり食卓には欠かせない食材。
そんな貴重な野菜ですが、安く店頭に並んでいることがあると、ついついまとめ買いして、すべてを使い切ることができずにダメにしてしまうことありませんか?
まとめ買いさんに朗報!
私は、食材の宅配を利用しているので、平日あまり買い物に行くことがなく、週末になると、近くの野菜直売所に野菜の購入に出かけます。
一週間分をまとめて購入するので、その量は段ボール一個分。
根菜類、葉物類と一週間分をカゴに入れているつもりなのですが、スーパーよりも安価なので、ついつい買いすぎてしまいます。
そして、その結果は…お分かりですよね。
使いきれず、必ずと言っていいほど、その一部をダメにしてしまいます。
「買いすぎだ!」と家族からお咎めをいただく前に、こっそりゴミ袋へ…。
こんなことを繰り返していました。ところが、そんな無駄をなくす方法があったのです!
50℃洗いでヒートショック効果を!
ヒートショックと聞くと、
「冬場の入浴の際に起きる、体の受ける温度差によって、血圧が急激に上がったり下がったりとともに、脈拍の変動などから体に悪影響を及ぼすもの」
というイメージが強いですが、野菜にはこれが良い影響を与えるのです。
しなびた野菜を50℃のお湯で洗うことで、パリパリの新鮮な状態に戻るのです。
そのやり方は、
・大きめのボールに50℃のお湯を用意する。
⇒給湯器など、お湯の温度設定ができれば簡単ですが、そうでない場合でも、熱湯と水を同量にして混ぜると、だいたい50℃です。
・野菜を2~3分その中で洗う。
⇒トマトなどは、その中に沈める。葉物類は、その中でふるいながら洗います。
たったこれだけ。
野菜の鮮度がまるで採れたて!
安くてまとめて買ってしまったレタス。
しなびた状態とはいえ、一個まるまるゴミ袋行きは心が痛みます(笑)。
そこで、この50℃洗い、試してみました。最初は、半信半疑。50℃のお湯は、触れなくはないけれど、ずっと触るにはちょっと熱い。
そんな中にレタスなんて入れたら、ゆだるよね…と思いました。
しなびたレタスの芯の部分を思い切って手でえぐり取り、そのまま50℃のお湯へ投入。
その中で、巻き付いているレタスをほぐすようにして全体にお湯をいきわたらせてみました。
ちなみに、熱いのでゴム手袋装着です。
なんとなくほぐれてきたら、その中で揺らすように洗い取り出してみると…
なんと、ハリが戻っているではありませんか!
一度しなびたレタスとは思えないほど、パリパリでその日はサラダでおいしくいただきました。
野菜のヒートショックとは?
野菜の表面には気孔があり、通常は水分を逃がさないために、閉じているそうです。
お湯の中に入れることでその気孔が開き、そこから水分を吸収してくれることでみずみずしさが蘇るのだそう。
私的には、「眠っていた野菜が、急に熱いお湯に入れられて、びっくりして目を覚ました!」と解釈してるのですけどね(笑)
他にも良い効果が!
野菜のヒートショック効果は、野菜の鮮度を取り戻すだけでなく、野菜についている菌を1/10に減らす効果もあるそうです。
肉や魚にもこの効果があるそうなので、小さなお子さんや、高齢者など、体力の弱い方などは、この方法で洗浄してから食べると、安心して食べられますね。
また、新鮮なうちにこの方法で洗ってから保存すると、買ってきてそのまま保存するよりも長く保存がきくそうです。
私は、全部は無理ですが、ミニトマトだけ買ってきたら50℃洗いして水気をきったものを冷蔵庫で保存しています。
ミニトマトはお弁当用に購入し、使い切らずにいましたが、この方法を利用してから無駄にしないで済んでますよ。
これで野菜は無駄「0(ゼロ)」に!
価格が高騰している野菜。
だからこそ、買ったものは無駄にせず使い切りたいですよね。
しなびてしまったその野菜、捨てる前にぜひ一度、試してみて!