頻繁に貧血を起こしていると怖くなりますよね?
これはもしかして普通の貧血じゃなく病気かもしれない!
貧血は血液と大きく関係しているから、余計に怖くなりますよね。
頻繁に貧血が起こるという事は、身体の中で何かが起きている、という証拠であることは確実です。
貧血から起りえる病気って何なのでしょうか?
たかだか貧血と考えていては大変なことになるかも!
貧血の症状から見極められる病気とは??
慢性の場合は病気が潜んでいることも!貧血から考える病気一覧
貧血はが起こる原因は、酸素を送る血液中の赤血球の中に含まれるヘモグロビンという色素が減少する事から。
貧血という症状の中には知られざる重大な病気が隠れていることがあります。
貧血から考えられる病気は・・・
腎臓疾患
腎臓機能の低下、腎不全が原因。
腎不全の場合は、エリスロポエチンの生産が低下して、生産自体ができません。
その為、赤血球の生産が不足して貧血の症状が起こります。
肝臓疾患
慢性肝炎、肝硬変など肝臓機能の低下が原因。
肝臓疾患の場合は、貧血の症状が起こる割合が全体の2/3とも言われます。
内分泌疾患
甲状腺、副甲状腺、下垂体、副腎皮質など、内分泌低下によることが原因。
悪性腫瘍
悪性腫瘍、ガンなどの症状から起る出血が原因
上記は基本的に大人の方が多い貧血から
考えられる病気です。
子供の方や若い女性に多い病気は・・・
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血は、鉄分が減少して起こる貧血。
赤血球内は、ヘモグロビンという赤い色素が酸素を送っています。
このヘモグロビンは、鉄から作られています。
体内の鉄分が減少してしまうと、ヘモグロビンを作ることができません!
その為、貧血という症状を起こしてしまいます。
鉄欠乏性貧血は、特に成長期の子供に多い症状です。
バランスの悪い食事、偏食が主な原因と言っていいでしょう!
部活をしている子供であればスポーツ貧血なども考えられます。
スポーツをすることで鉄は汗と一緒に流れてしまいます。
その流れた鉄を補うことが出来ずに貧血の症状を起こしてしまうのです。
見分けるのは難しいけど…貧血から病気を疑うポイントとは?
鉄欠乏性貧血症状は、全身の組織が酸欠の状態に陥ってしまいます。
- 倦怠感
- 疲労感
- 顔色が悪い
- 立ちくらみ
- めまい
- 息切れ
- 動悸
- 機嫌が悪い、食欲不振など・・・
慢性的な貧血が起る子供であれば日常的に上記のような症状が見られるはず。
その場合は、食生活や生活環境を変えることが一番と言えます。
食事面では、鉄を多く含む食品を選んで摂取するようにしましょう。
- レバー
- あさり
- しじみ
- 魚
- 牛肉
- ひじき
- 小松菜
- ホウレン草
- 魚介類
鉄分はビタミンCやタンパク質と一緒に摂取することで、より吸収されやすくなります。
ビタミンC
- イチゴ
- ピーマン
- ブロッコリー
- 柑橘類
タンパク質
- タマゴ
- 乳製品
- 大豆食品
- 煮干
生活面では、適正な睡眠時間の確保が必要!
- 決まった時間に起きる
- 寝る習慣をつける
と習慣づけることで自律神経の乱れを防ぐことができます。
自律神経が乱れることでストレスを溜め込んでしまいます。
ストレスは、吸収した体内のビタミンCを減少させて、鉄分不足を起こしてしまいます。
睡眠バランスが乱れることで眠りたくても眠れない状態に!
質の良い睡眠をとることでストレスが少ない健康的な毎日を送ることができるのです。
まとめ
鉄が多く含まれた食事をすることは大切です。
しかし食事だけで貧血を補うことはできません!
生活環境を見直してこそ、食事の栄養がチカラを発揮してくれるもの。
子供の貧血は重大な病気と考えるよりも、日常生活の乱れが原因と考えた方が良いでしょう。
貧血を何度となく繰り返すことで慢性化してしまいます。
貧血の症状が悪化することで歩行困難になることもありえます。
生活環境を見直すことで1~2週間で状況は変わるはず!