夕方になるとなんだか足がだるくなる…靴も窮屈になって締め付けられている感じ…。
それは「むくみ」が原因です。
事務仕事で一日椅子に座っている人などは、同じ姿勢でいることで血流が悪くなり、むくみを引き起こします。
それでも、若いうちは次の朝には治っているのですが、ちょっと年齢を重ねると日々のむくみがその日のうちに取れず、翌朝まで持ち越してしまうことも。
足がむくんでしまうのは、本当に辛いもの。
自分でできるツボ押しでむくみを解消しましょう。
足の裏には数多くのツボがあり、そのツボの配置は人体の内臓や器官の配置に非常に似ているため、人体の縮図ともいわれます。
ですから、足裏のツボがわかれば、そのツボを刺激することで筋肉だけでなく内臓を含めたすべての体調不良のケアができるというわけです。
足の裏なら人に頼まなくても、自分で届く場所。
自分が不調を感じているならばそれに合ったツボを覚えてセルフマッサージしてみましょう。
足裏にあるむくみを解消するのに役立つツボを見ていきましょう。
疲れた腎臓の働きを正常にする効果があります。
足裏のちょうど中央付近ににあるツボで、体内の水分の量を正常化する機能をもつ腎臓の働きを活発にします。
親指の腹、または中指の第二関節部分などで、痛みを感じる程度に強めに押して、ゆっくりと離します。
左右ともに10回程度繰り返して刺激します。
血流、血行を促進する効果があります。
血液の流れを良くし、下半身のむくみを解消します。
このツボは左足のみにあり、右足にはありません。
左足の中指と薬指の間の部分から下に5㎝ほどのところになります。
親指の腹を当て、足の甲側に残りの指で支えるように挟み、押しながらほぐします。
筋肉の疲労を緩和する効果があります。
血流を改善し、筋肉疲労の回復を促します。
中指の下あたりで、足のつま先を丸めるようにしたときに、中心より上の部分にくぼみができる場所がこのツボです。
手の親指の腹部分を使い、強めに3秒間押し、3秒かけて離します。
左右5回ぐらい繰り返すとその部分が温かくなってきます。
足裏のツボを刺激するには、基本的には痛みを感じる程度まで押す必要があります。
繰り返し押すと、指の方が痛くなってしまったりするので、指で押す代わりにツボ押し棒などがあると便利ですね。
もしない場合でも、小さいすりこぎやボールペン(キャップ部分が丸みのあるもの)などを代用してもいいでしょう。
また、以下のことに気を付けることでツボマッサージの効果を最大限に引き出すことができます。
・ツボを押すときは息を吐きながら押す
リラックスした体勢で、ツボを押すときはゆっくりと息を吐きながら、力を緩めるときに息を吸うようにしましょう。
・体が温まった状態で行う
ツボを押すことは血行を良くする働きがありますが、体が冷えている状態よりも、温まった状態で行うことで、より一層高い効果が期待できます。
・ツボは自分で探し出す
ツボの位置はあくまでも目安です。足の大きさや幅は人により違うので、ツボ周辺を自分で押してみて、痛みを感じる部分がツボになります。
ツボマッサージは、体のいろんな不調を改善してくれる良いマッサージ法です。
しかし、体の状態によっては悪影響を及ぼすこともあります。
例えば、妊娠中・高齢者などは避けた方がいいでしょう。
また、アルコールを飲んだ後や、足自体が骨折などのケガをしているときは足ツボマッサージはしてはいけません。
その日の体調に合わせて、上手にツボマッサージを取り入れて、辛いむくみはその日のうちに解消!
翌朝はスッキリ目覚められるといいですね。