足のむくみに悩んでいる人は多いですよね。
私もその一人です。朝から日中にかけては大丈夫なのですが、夕方になるにつれて足が張っている感じとだるさを感じ、そして靴は窮屈に感じる…
そんな辛い足のむくみ、どうしたら解消できるかをお教えしますね。
むくみを引き起こす原因
まずは、なぜ足がむくんでしまうのかを考えていきましょう。
そもそも足がむくんでしまうのは単純に重力の問題です。
人間は二足歩行ですから、基本的には体の中の水分は朝から夜になるにつれ、だんだんと下の方に下がってくるのです。
そしてそれが足のむくみとなって現れます。
それは基本的に誰でも同じ条件なので、多少なりともみんな朝よりは夕方の方が多少足はむくんでいるのです。
「靴を買うのは午後から夕方がいい」って聞いたことありますよね。
それは、朝より夕方の方が、足が大きくなっているからなのです。
そして、基本的な原因である重力の問題に加えて、以下のような原因が考えられます。
- ずっと同じ姿勢でいる…立ち仕事・またはデスクワークなどで動かない。
- 冷え…冷え性による血行不良。
- 食生活の乱れ…塩分や水分の過剰摂取。
基本的な原因に加えて、以上のような状況が重なると、体が正常に働いていないサインとして「足のむくみ」となって現れるのです。
そもそも、人間の身体は動脈により、心臓から全身に血液が送られて、静脈により心臓に返されるようになっています。
ただ、心臓は体の上部にありますから、静脈は重力に逆らう形で心臓に血液をかえさなければなりません。
その助けになるのが筋肉です。
筋肉が働くことでポンプのような役割をし、静脈の役割を手助けしています。
つまり、以上の3点が原因により、筋肉が動きづらい状態になっていることがむくみをさらに悪化させているわけです。
ですから、それを解消するには逆のことをすればいいのです。
といっても、どうすればいいのでしょうか?
その解消法を考えていきましょう。
辛いむくみを解消するためには逆のことをしてみましょう。
「逆のことをするってどういうこと?」
と思うかもしれません。
つまり、以下のようになります。
・ずっと同じ姿勢でいる→ずっと同じ姿勢でいない。
・冷え→冷やさない
・食生活の乱れ→食生活の改善
となります。
それを実行する簡単な方法をご紹介します。
まず、一つ目は体を動かすということです。
といっても、職場でストレッチなんてなかなかできないと思うかもしれませんが、足の指をグーパーするだけでも、血行は良くなります。
また、足を少し上げてつま先を自分の方に引き上げるようにしたり、足首をぐるぐる回すのもふくらはぎの血行を良くするためのストレッチになります。
次に、体を温めるということです。
基本的には「首」とつく部位を温めることが効果的で、首・手首・足首を温めるということです。
襟元をあまり開けないものを身に付けたり、手首足首はウォーマーを付けることで温めることはできますが、女性は服装によって無理だったりするでしょうから、その時はおなかを温めるといいでしょう。
夏なら下着を工夫しておなかを冷やさないようにし、冬ならおなかにカイロを貼るのもおすすめです。
そして、3つ目の食生活の改善については、味付けの濃いものを避け、水分の過剰摂取に気を付ける、ということです。
こんな方法も加えると効果的!恐るべし「ゴキブリ体操」
「ゴキブリって何?!」と思うかもしれません。
でも、これが結構効果的。
私が通う整骨院の先生が教えてくれた簡単な方法。
朝起きた時と、寝る前に実行すると効果的です。
やり方はいたって簡単。
布団に横になった状態で、手足をまっすぐ上にあげ、ぶらぶら~と揺らすのです。
ひっくり返ってしまったゴキブリのような感じに。
ゴキブリってあまりイメージが良くないような気はしますが、すごく理解はしやすいネーミングです。
このゴキブリ体操は、簡単でありながら、全身をリラックスさせて、血行をよくする方法ですから、肩こりや腰痛にも効果がある方法ですから、ぜひ試してみてください。
ただ、今現在、ひどい腰痛を起こしているような場合は、足を上げるのも辛いでしょうから、無理はしないでくださいね。
そんな時は、足を少し高くして寝るだけでも、むくみには効果がありますから。
それでも改善しないときは
むくみが起こる原因は他にもあり、心臓や腎臓の病気がかかわっていることもあります。
むくみ解消の方法を試してみて、それでも改善しない場合はお医者さんを受診することをお勧めします。
まとめ
多くの人が辛く感じているむくみ。
そんな時は体も疲れている状態。
できるだけ簡単に解消できる方法をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
日常的に起こる辛いむくみ。
自分にあった方法で、快適に過ごしたいですね。