コーヒーは好きですか?
最近では、カフェやコーヒーショップに行かなくても、コンビニなどで手軽に落としたてのコーヒーが飲めるようになり、
もともとはそれほど飲まなかったという人も、これまでよりコーヒーを飲む頻度が高くなっているのではないでしょうか?
朝のお目覚めに飲んだり、仕事で疲れて休憩するときに飲んだり…。
私もその一人。
特に疲れたときに飲むコーヒーは格別ですよね。
コーヒーの味と香りに心も体も癒されます。
それは「カフェイン」の効果。
カフェインは疲労を回復したり、集中力をアップしたりする効果があるのです。
でも、疲れたときに飲みたくなる…これってもう中毒症状なの?
と心配になります。
カフェイン中毒ってなぁに?その症状とは?
カフェイン中毒とは、カフェインの含まれる飲料などを過剰に摂取することにより、中毒症状を起こすことをいいます。
軽度な症状としては、
・不眠
・吐き気、嘔吐
・胃痛
・頭痛
・動機、息切れ
・めまい
などの症状があらわれます。
この症状だけ見ると、特に特殊な症状ではなく、風邪などで体調が悪い時や疲れているときに出る症状などとなんら変わりなく、それらの症状がカフェインのためとは気づきにくい症状です。
しかし、重度の症状になると、幻覚や幻聴があらわれたり、錯乱状態になったり、パニック発作、最悪の場合は死に至ることもあります。
今は症状がなくても…あなたのカフェイン依存度をチェック!
今の時点でカフェイン中毒の症状がなくても、コーヒーが好きでいつも飲んでいる、という人は注意が必要です。
今のあなたのカフェイン依存度はどれくらい?セルフチェックしてみましょう。
<カフェイン依存度セルフチェック>
あなたはいくつ当てはまりますか?
・毎日コーヒーを飲むのが習慣
・コーヒーを飲まないとイライラする
・ノンカフェインではおいしく感じない
・胃の調子が悪いのにコーヒーが飲みたい
・コーヒーを飲むと落ち着く
・食事を摂れなくても、コーヒーは飲みたい
・コーヒーは濃い目が好きだ
・コーヒーを飲まないと一日が始まらない
・コーヒーを飲むと元気が出る
・夜、寝つきが悪い
いかがでしたか?
1つや2つなら問題はないと思いますが、半分以上当てはまる人はカフェイン依存症になっている、またはなる可能性が高いと言えるでしょう。
しかし、これらが当てはまるからと言って中毒症状を起こす、というわけではありません。
気を付けなければならないのは、「一日にどのくらいの量を摂取しているか」ということなのです。
どのくらいなら飲んでも大丈夫?
欧州食品安全機関(EFSA)では、体重により数値が示されています。
- 健康な成人が1回でとっても良い量…3mg/kg
- 健康な成人が1日にとっても良い量…5.7mg/kg
仮に体重50kgの人の場合、1回で摂取できるカフェインは150mg、1日に285mgということになります。
コーヒー1杯のカフェイン量は60~80mg程度とされていますから、1日に4~5杯程度なら安全と考えてよさそうです。
しかし、その量を一度に飲むことは良くありません。
一回に飲むのは1~2杯、まとめて飲むと急性の中毒症状があらわれることがあります。
カフェインはコーヒーだけじゃない!
さらに注意が必要なのは、カフェインが含まれるのはコーヒーだけではないということです。
お茶や紅茶、栄養ドリンクやエナジードリンクなどにもカフェインは含まれます。
栄養ドリンクなら1本50mg程度、エナジードリンクなら1本100~130程度のカフェインが含まれています。
コーヒー3杯しか飲んでいないから安心と思っても、それプラスエナジードリンクを1本飲んでしまったら、1日の安心摂取量は超えてしまうことになります。
そのほか、眠気を防ぐガムやチョコレート、風邪薬や鎮痛剤などでもカフェインが含まれます。
摂取量を守って体に良い効果を
カフェインに限らず、何においても「摂りすぎ」は良くないのです。
身体によいとされるものでも、過剰摂取は厳禁。
最初にもお話したように、集中力をアップしたり、疲労を回復したり、良い効果があるカフェイン。
摂取量を守って、上手に日々の生活に取り込んでいきましょう。