関東と関西の比較ネタでよく例に出されるひとつに「だしの違い」があります。
関東はかつおでだしをとり、色と味が濃い特徴があり、関西は昆布でだしをとり、うどんのだしを全部のみきれるほど色も味も薄いのが特徴です。
関東風と関西風のうどん、どちらが好きか?の調査で関西風が約50パーセント、関東風がその半分の約22パーセントという結果もでており、関西風のだしの支持がとても高いと言えます。
関西は「だしが美味しい」というイメージもあり、その美味しいだしを自宅で楽しめたら嬉しいですよね♪
そこで今から、こだわり派さんとお手軽派さんに分けてだしの作り方をご紹介したいと思います。
参考にしていただければ嬉しいです!
関西の井戸水は軟水の率が高く、その軟水は昆布のうまみを効率よくひきだしてくれると言われています。
こだわりの食材でだしをとれば、お子様や大切な家族にも安心して食べてもらうことができます。
作り方は(4人分)・・
沸騰寸前で火を止めたら関西うどん出汁の完成です!
ここでポイントは使う昆布ですが、羅臼昆布や真昆布系はだしがよくでるのでオススメです。
濃厚なだしがお好みであれば鯖節やウルメ節など混合節を使うといいですよ♪
お好みで煮干なども混ぜると味が一層複雑に美味しくなります。
ざらめ糖がなければ上白糖でも代用可能でその場合は大さじ1にしてください。
昆布はだしがよくでるように切れ目を入れて、煮干を入れる場合は臭みと苦味をなくすために頭と腹わたをとってください。
少ない材料でお手軽に関西風のうどんだしを作りたい方にオススメのレシピをご紹介します。
最後までごくごく飲める優しいうどんのだしが顆粒だしでも作れますよ♪
作り方(4人分)は・・
を入れて火にかけます。
沸騰したらうどんだしの完成です!
コツもなしで簡単すぎるのに美味しいだしができますよ♪
シンプルにだしを楽しむなら、「きつねうどん」はいかがでしょうか?
甘い油揚げに優しいうどんだしがとても合います。
ネギといえば関東は「白ネギ」ですが、関西は「青ネギ」になります。関西在住の私もうどんにはたっぷりの青ネギを入れて食べてます!
こんがり焼いたお餅をのせて「ちからうどん」、生卵をのせて「月見うどん」、とろろ昆布をのせて「おぼろうどん」など・・基本のかけうどんのだしで色々アレンジしてみてくださいね♪
作ったうどんだしは冷蔵保存で2日以内に使い切りましょう。
関西うどんのだしの作り方いかがでしたか?
お手軽バージョンは少ない材料でコツもなしですが・・。
もし一からだしをとるなら、昆布は砂浜などで自然乾燥させていることが多く汚れてる可能性があるので、固く絞った布巾で表面も軽くふきとってくださいね。
白くなってるのは昆布のうまみなのでごしごし水洗いなどは厳禁です。
昆布を煮だし過ぎず、沸騰直前で取り出すのは風味が損なわれないようにするためです。
出汁のために使う昆布は真昆布など黒くて分厚いものがオススメです。
もしうどんに負けないしっかりだしがお好みにならぜひ参考にしてください♪
ヒガシマルのうどんスープも白だしももちろん美味しいですが、時には素材の味をいかした出汁でうどんを食べたいものですね!