風邪の症状の一つである、辛い喉の痛みや苦しい咳。
ひどくなると、水を飲むどころか、唾を飲み込むのも苦しくなる…そんな経験ありませんか。
そんな症状を早く楽にしたい…そんな時にぜひ試して欲しいのが「はちみつ大根」です。
ホントに効果はあるの?…と思われる方もいるかもしれませんが、私には良く効きましたよ。
これは、古くから伝わる民間療法ということですが、私は小さい頃から母に作ってもらっていました。
その頃は、それがどんな効果をもたらしているのかなんて考えたことはありませんでしたが、確かに喉の痛みや咳の症状が楽になるのです。
どうして「はちみつ大根」が効くの?
それは、はちみつと大根、それぞれが風邪の症状に効果のある成分が含まれているからです。
それぞれの成分を見てみましょう。
<はちみつの有効成分>
はちみつには、強力な殺菌作用があります。
主な殺菌成分は、グルコン酸。
このグルコン酸は食中毒の原因O-157にも効果があるといわれるほど。
はちみつの長期保存が可能な理由はこのグルコン酸にあるのです。
また、はちみつは空気中の水分を吸収することで、医療現場で消毒薬として使われているオキシドールと同じ成分、過酸化水素を発生するのです。
<大根の有効成分>
大根にはアミラーゼ、リパーゼなどの酵素が豊富に含まれています。
これらは、消化を助ける効果があり、揚げ物や魚などと食べると酵素の力で消化を促してくれます。
また、大根の辛味成分であるイソチオシアネートは解毒作用、殺菌作用、また鎮静作用、抗炎症作用があります。
これらの成分は熱に弱く、加熱してしまうとその効果が減少してしまうので、大根おろしなど、生で食べることが最大の効果を得られるとされています。
なんだか効きそう!「はちみつ大根」!
はちみつの有効成分と、大根の有効成分をそれぞれ見てきましたが、この二つを組み合わせることで、風邪の症状を抑える効果のある殺菌作用・鎮静作用・抗炎症作用が摂取できるというわけです。
つまり、「はちみつ」と「大根」は風邪の症状を抑えるための最強タッグ…というわけです。
早速試してみたくなりますよね。
作り方はとっても簡単!
これだけの作用が期待できる「はちみつ大根」。
試さない手はありません。
作り方はいたって簡単。
私ができるんですから(笑)。
<はちみつ大根の作り方>
用意するもの…大根(1/3程度)・はちみつ・タッパーなどの容器。
大根は皮をむかず、さいの目に切り、用意した容器に入れる。
はちみつを大根がかぶる程度に全体にかける。
…と、ホントに簡単。分量も細かいことは気にしなくて大丈夫。
1~2時間で水が上がってきます。
だいたい5~6時間ほどで完成。
大根に含まれている成分と水分がはちみつに染み出し、サラサラの液体が出来上がります。
出来上がったら冷蔵庫で保管しますが、長期保存はできないので、最長3日程度で飲み切れる量を目安に作ってくださいね。
「はちみつ大根」の飲み方
飲み方はスプーンなどですくい、そのまま飲むのがおすすめです。
大さじ1~2杯程度の量を、1日3回飲むと効果的です。
そのままでは飲みにくい、という場合には、お湯などで割って飲んでも大丈夫ですが、経験上そのまま飲んだ方が喉にとどまりやすいので効果が高いように思います。
液体だけでなく、漬けた大根もおいしく食べられますよ。
1回飲んだだけでも、症状が楽になることを感じられると思いますよ。
風邪の引きはじめに飲むのが効果的
この「はちみつ大根」は経験上ホントにおすすめできる方法です。
しかし、やはりあまりひどくなってからでは、治るのにも時間がかかってしまいますから、なるべく早い段階で飲んだ方がいいでしょう。
この方法は、症状が出てからでなくても風邪の予防としても効果がありますから、ちょっとおかしい…と思ったらすぐ作っていただきたいですね。
そうすれば、辛い思いもしなくて済みますよ。
注意すること!
「はちみつ大根」は薬ではありませんから、妊婦や高齢者、また子供にも安心して利用することができます。しかし、はちみつを使いますから、
1歳未満の赤ちゃんにはNG!
赤ちゃんをお持ちのママならもちろん知っていることですが、注意してくださいね。