「生かす」と「活かす」の違いを知らない?マナー違反をしているかも!

「生かす」と「活かす」。

どちらも読み方は「いかす」です。

お仕事をするようになって企画書を作ったり、上司にメールしたり。

正しい漢字の使い方が気になる場面が増えました。

意味によって漢字の使い分けは、ちゃんとしたいですよね?

漢字を間違って使っていると「仕事ができないヤツ」って感じがしますからね…。

社会人になると、親切に注意してくれる人ってなかなかいないし。

恥ずかしいことしているかも?

一度くらいはちゃんと調べてみなくては!

と思い立って、国語辞典を開いてみました。

 

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「生かす」と「活かす」、それぞれの意味や違いとは?


国語辞典で「いかす」を見てみると…

「生かす・活かす」

生き長らえさせる。殺さずにおく。活用する。

「いかす」のところに二つの漢字が記載されています。

「使い分け方法を知りたいんですけどっ!」

肝心なところを書いといてくださいよ。

そこであらためて漢和辞典で調べてみました。

 

「生かす」と「活かす」、それぞれの意味や違いとは?

「生かす」の「生」について漢和辞典で意味を調べてみます。

主なもので

  • はえる。育つ。成長する。
  • うまれる。うむ。起こる。生じる。
  • 生きる。命がある。活動する。
  • いかす。対「殺」
  • いきいきとしている。
  • くらし。なりわい。生活。

かなり広い意味がありますね。

「いかす」については
4番あたりの意味でしょうか。

 

「活かす」の「活」を漢和辞典で調べてみます。

主なもので

  • 水が勢いよく流れる。
  • 活活 水のさかんに流れる音の様、
  • どろ道などのすべる様
  • いきいきしている。勢いが良い。
  • 「活発」
  • いきる。対「死」 生きている。
  • 生活する。くらす。「生活」。
  • 活動している。よみがえる。
  • いかす。役だてる。

「活」は水が流れる様が語源のようです。

動いている光景が浮かびます。

「いかす」については5番が分かりやすいですね。

「役立てる」という意味がまさにピッタリでしょう。

 

生かすも、活かすもかなり似たような意味があります。

「いきいきしている」
「生きている」
「生活」

など共通しています。

ざーっとみてみたイメージとして

「生」…生命的なイメージ
「活」…活動的なイメージ

こんな感じでしょうか?

 

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「生かす」と「活かす」の実例をみて使い分けしよう!


では実際に使う時、どう使い分ければ良いのでしょうか?

実例をみていきましょう。

私が注目したのは「対義語」です。

「生」は「殺」が対義語になるので、「殺さない」という意味にもとれます。

「そいつは殺さないで、生かしておけ!」

まさに生命に関わる感じに使うイメージです。

 

「活」は「死」が対義語になるので「死なせない」という意味にもとれます。

「私は自分の免許を活かして働きたい!」

能力や特性を死なすことなく動かすイメージです。

こんな感じでしょうか?

意味合い的には似た漢字なので使い分けは大変難しいですね…。

 

 

まとめ

みんなが迷うワケには、常用漢字表の中で、その読み方が認められているかどうか?

という理由もあるようです。

常用漢字表の中に「生かす」は「いかす」という読み方が載っています。

しかし!

「活」は「カツ」という読み方は載っていますが、
「いかす」という読み方は載っていません。

常用漢字というのは官公庁の公文書、新聞などで使う漢字の目安です。

正式な文書では「生かす」を使った方が良さそうです。

使い分けで悩む漢字には、常用漢字表にその読みが記載されているか、いないか。

これで解決するものが多いです。

ビジネスシーンで迷った時は一度常用漢字表でチェックするのもオススメですよ。

でも日常では「活かす」を使っても大丈夫みたいですね。

特に間違いという印象は受けません。

こちらの方がより「活発」なイメージがあるのは私だけでしょうか?

あなたもこの知識を上手に「いかして」みて下さいね!!

 

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