パンや麺類は毎日食べると飽きてしまいますがお米は毎日食べても飽きません。
旅館やお店で出てくる土鍋で炊いたご飯はとても美味しいですよね。
炊飯器で炊くと出来上がるのに40分から50分かかる白米も土鍋で炊くとそれより短い時間でさらに美味しく炊くことができます。
土鍋って重いし、手入れも大変そうで少しハードルが高そうですが、今回はそんな方にもオススメの炊き方をご紹介します。
これを読むと冬の出番しかなかった土鍋を棚からひっぱり出したくなりますよ♪
ふっくらもっちり♪土鍋でご飯!基本の炊き方とは!?
鍋で炊くご飯と言えば「はじめチョロチョロ、中パッパ、赤子が泣いても蓋とるな」という定説があり、難しそうで敬遠する方も多いのではないでしょうか?
ですが実際やってみると意外と簡単に美味しいご飯を炊くことができます。
まず使用する土鍋は普段、鍋料理で使っている土鍋でも炊飯用の土鍋でもかまいません。
炊飯用の土鍋なら吹きこぼれないように鍋のふちが高くなっているものが多いので扱いやすいです。
土鍋でご飯を炊く時は米1合に対し水200mlが目安です。
お米の研ぎ方はご家庭によって違うと思いますが、我が家はステンレスのボールとザルを使っています。
ザルを使うとお米を研ぐのがとても簡単で水を替える時もお米がこぼれませんし、最後に水気をきる際も楽です。
お米を研いで、ザルにあげて水を切ってから土鍋にお米と水を入れ、30分ほど浸水させます。
そして土鍋を強火にかけて沸騰させます。
2.3合なら湯気が出て沸騰するまでに8分から10分ほどかかります。
沸騰して蒸気が出てきたら‘弱火’にして5分炊きます。
蓋をあけてみて大きな泡がぶくぶくしていたら水気がまだ残っているので追加で1.2分火にかけてください。
そして火を消し、15分ほど余熱で蒸らして全体的に混ぜたら完成です。
土鍋ご飯ってなんで美味しいの?炊き方のコツや土鍋のデメリットとは!?
土鍋はじっくり熱が伝わるので、ご飯がもっちり香りよく炊きあがります。
最近では電気炊飯器も進化して土鍋で炊いたように美味しく炊けるものがあります。
ガスでご飯を炊くと炊飯器のご飯より甘みが増して美味しくなるのは、土鍋の温度がゆっくり上昇することによりお米の中に存在しているアミラーゼという酵素が働ける時間が長くなるからです。
また土鍋は高い保温性があるので弱火にしても中の温度が冷えないのが特徴です。
土鍋のデメリットは「炊飯の予約ができない」「保温機能がない」「火を使うので鍋の様子を見つつ離れることができない」などがあげられます。
なので朝食で炊きたてのご飯を食べる際はそれだけ早起きしないといけませんし、弱火5分で炊く際も火の加減で炊き上がりに差が出ることもあります。
土鍋でのご飯の炊き方はレシピ本やネット情報でも様々で、同じ2合でも「強火10分、弱火で10分蒸らしで10分」「強火10分、弱火で6分→強火で15秒、蒸らしで5分」など色々なやり方があります。
みなさんがお持ちの土鍋にもよると思いますので、
まずは上記でお話した基本の炊き方「弱火5分蒸らしで15分」でやってみて焦げるようであれば弱火の時間を短くして蒸らし時間を長めにしたり、反対に水気が多い場合は弱火の時間を長くしてみましょう。
土鍋に耳を近づけてパチパチを小さな音が聞こえたら水気が無くなった証拠です。
また弱火で炊く際も火加減は最弱火にしましょう。
お米を洗って長時間ザルにあげて水気を切るとお米が割れてしまうので要注意です。
まとめ
土鍋でのご飯の炊き方、いかがでしたか?
夕飯の準備時間にコンロの1つを土鍋で使うのは不便では?!と思う方もいるかと思いますが、点火してから15分から20分くらい使うだけなので意外と支障がありません。
夕飯までに少し時間がある場合は土鍋の保温力をあげるため、バスタオルなどを何枚かかけてください。
具沢山の炊き込みご飯も炊飯器ならニオイがいつまでも残ってしまいがちですが、土鍋で作ると丸洗いできるのでニオイが残りませんよ♪
停電した時もご飯が美味しいご飯が炊けるので覚えておくだけでも役に立ちます!
ちなみに、どこかの学会でご飯がもっとも美味しくなるのは、「火をつけてから沸騰までちょうど10分」らいしので、気合いがあれば試してみて下さい。
土鍋で美味しいご飯が炊けると、高い炊飯器が買いにくくなりますよ(笑)