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薄切り肉と玉ねぎをデミグラスソースで煮込んだハヤシライスは、家庭によって入れる具材に個性があって、作り方も様々です。
市販のルーで作った時、箱のレシピ通りにしたけど、とろみが足りないハヤシライスになることがあります。
「でもももうルーがない!」という時でもご安心ください♪
自宅にある調味料や食材で簡単にとろみをつけることができるんです。
とろみがつかなかった原因などもご紹介しますので、次回への参考にして下さい。
ハヤシライスにとろみが欲しい!まずは煮込んで、身近な食材ちょい足し♪
ハヤシライスのとろみをつけるにはいくつか方法があります。
まず初めにして欲しいのが木ベラ等で時々かきまぜながらしっかり煮込むことです。
フタを開けて混ぜるので、ルーは蒸発せずに水分だけ蒸発させることができ、味を薄めずにとろみをつけることができます。
グツグツ沸騰したら弱火にして10分から15分ほど、なべ底が焦げないように煮詰めてください。
それでもとろみがイマイチの場合、常温に戻したバターと同量の小麦粉をよく練って少しずつ加えてください。
これはテレビでも紹介されている方法で「3分クッキング」では他のスープのとろみ付けにも使っていました。
よく練ることでダマにならないですし、コクとツヤが出て美味しくなります。
もし物足りなかったり、水分量が多く味が薄い場合はケチャップと塩で味を整えてください。
お好みでウスターソースと砂糖を3対2の割合で入れたり、ケチャップと同量の粉チーズをいれてもコクが出て美味しいです。
ソースは入れすぎると辛味がつよくなるので、様子を見ながら足してくださいね。
ウスターソースには野菜や果物のピューレに砂糖やお酢、香辛料が加えられたものなので旨味も凝縮されており、さっぱりとした酸味がプラスされます。
バターと小麦粉にスライスした玉ねぎをプラスする方法もあります。
まず薄くスライスした玉ねぎをバターで炒めて、小麦粉を少し加えてダマにならないように炒め合わせて、ハヤシライスのルーで伸ばします。
よく混ぜたら鍋に戻して、しっかり混ぜ合わせてください。
少し手間ですが、玉ねぎの甘みとバターのコクが加わって美味しいです。
他にも摩り下ろしたじゃがいもを入れたり、米粉をいれてもとろみがつきます。
やってしまいがちな落とし穴!ハヤシライスにとろみがつかない原因とは!?
ハヤシライスのとろみづけを知ると同時に、なぜとろみがつかなかったのかも理解しておきたいものです。
まずとろみが弱くなる原因として、水分の多い野菜を使ったことがあげられます。
ハヤシライスにトマトを入れる場合がありますが、トマトは水分量の多い野菜です。
ハヤシライスは本来、牛肉と玉ねぎだけですが、シチューやカレーのように他の具をたくさん入れるとそこからも水分が出てしまいます。
具沢山にしたい場合はその点を考慮して、規定分量より少ない水で作ってみて、ドロドロになったら水を足していく方が無難です。
そして煮込む時の水の蒸発量でもとろみが変わってきます。
焦げないように時々混ぜるのでフタをぴったりしめる方はあまりいないと思いますが、これも水の蒸発量が少なくなる原因です。
カレーやハヤシライスの箱には作り方が載っていて、ルーは火をとめてから入れるようになっていますが、これを怠るとまた、とろみのないルーになってしまいます。
市販のルーは火を止めた時点の温度で一番溶けるようになっています。
グツグツしてる中にルーを入れるとダマができ、ざらつきのあるハヤシライスになり、カレーやシチューでも同じことが言えます。
ルーが溶けた状態で、再度しっかり加熱することでとろみがつくので、弱火で5分ほど煮込みましょう。
まとめ
ハヤシライスのとろみについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
子供も大人も大好きな味ですし、忙しい時でもサっと作れて主婦にも嬉しいメニューです。
ハヤシライスにとろみが欲しい場合はまずしっかり煮込んで、それでもダメなら家にある材料でとろみづけをしてください。
米粉はないご家庭も多いですが、じゃがいもやバターなら身近な食材です。
とろみが足らない時はぜひお試しください!