妊娠中はホルモンバランスの急激な変化によってさまざまなマイナートラブルがあり、
妊娠中期によくみられるトラブルは「吐き気」「胃もたれ」「げっぷ」「貧血」「頭痛」「肩こり」などがあります。
中でも頭痛は妊娠初期から後期まで起こりやすい症状です。
妊娠中はお腹の赤ちゃんが心配でなかなか薬を飲むことができませんよね。
私も経験ありですが、妊娠発覚と同時に「これから安易に薬が飲めないんだ・・」という不安感が芽生えたのを覚えています。
頭痛は台風や雨の日など気圧の変化でも起こりますし、他人にはわかりづらい症状のため、なかなか辛いものがあります。
これから頭痛の原因と効果的な治し方をご紹介しますので、参考になれば嬉しいです。
頭痛の種類とそれぞれの治し方！妊婦さんにも簡単安心な対処法とは！？
頭痛には「偏頭痛」と「緊張型頭痛」があり、原因も対処法も違いますので、まずは二つの頭痛の特徴からお話します。
まず妊娠中の偏頭痛はホルモンバランスの変化が引き金となり、脳の血管が広がったことによる頭痛です。
目の周りがズキズキと痛くなったり、体を動かした時に痛むのが特徴です。
そして妊娠中の緊張型頭痛は、運動不足になり体の血流がわるくなったことで、酸素不足や脳周辺の筋肉がこわばり、頭痛を引き起こします。
後頭部から首筋にかけて頭全体が締め付けられるような痛みが特徴です。妊娠中期にはどんどんお腹も大きくなり、疲れやすくなったり、寝不足でさらに悪化する場合もあります。
妊娠中の頭痛は偏頭痛が多いと言われています。
偏頭痛は広がった血管が収縮するように、患部を冷たいタオルで冷やしたり、おでこに冷却シートを貼って冷やします。
氷のような冷たすぎるもので直に冷やすと逆効果なので注意してくださいね！
そして緊張型頭痛は疲れを感じる場所を温めると血流がよくなり、頭痛の痛みも緩和します。
肩回しやストレッチ、マッサージなども効果的です。
つわりが辛く、食事が満足に摂れない時でも水分補給はしっかりしたいものです。
水分補給をすると血流が良くなりますし、赤ちゃんへの栄養も届きやすくなりますよ♪
頭痛の治し方いろいろ♪先人の知恵！妊婦さんおすすめの身近食材とは！？
妊娠すると貧血になりやすく、ひどくなると、息切れや動悸、めまいや頭痛などの症状が出ますので、ヘム鉄を意識して摂ることも大切です。
その他、頭痛の対策としてストレスを減らす、しっかり水分補給、たっぷり睡眠をとる・・などがあります。
偏頭痛の場合は血管を収縮させることで痛みを緩和できるので、収縮効果のあるカフェインを少量飲むのも効果的です。
「妊娠中のカフェインはご法度！」というイメージですが、少量なら大丈夫ですので、コーヒー好きさんには嬉しいですよね♪
そして頭痛を感じたらすぐに実践できる二つの治し方をご紹介します。
まずは頭痛に効くツボ押しです。
首の後ろにある「風池」と「天柱」というツボで、風池は首筋の外側で髪の毛の生え際の窪んだところにあるツボです。
天柱は風池から２ｃｍほど内側で、さらに２ｃｍくらい下にあるツボです。
息は止めずに吐きながら、気持ちよい程度に押してくださいね！
頭の付け根から首にかけてはたくさんのツボが集中していますので、刺激をしてあげると血流が良くなり、痛みが軽減されます。
もう一つが「梅干し」です。
梅干しの‘ベンジル―ΒｰＤ－グルコピラノシド’という成分は解熱鎮静剤の‘アスピリン’に似た働きをするので、安易に薬を飲めない妊婦さんには嬉しい食品です。
昔の人はよく梅干しをこめかみに貼っていましたが、匂いを嗅ぐだけでも十分効果があります。
外出先では、マイボトル等に梅干しをつぶした水を持ち歩けば、誰にも気づかれず頭痛を緩和することができます。
梅干しに含まれるクエン酸は疲労に効果的ですし、梅干し水にオリゴ糖を入れたら飲みやすい上にお腹にも優しいので、便秘になりがちな妊婦さんには特にオススメですよ♪
まとめ
頭痛の治し方、いかがでしたか？
たくさんの方法がありますので、色々試してみてくださいね！
妊娠しているからと言って無理は禁物です。
病院で相談すれば、妊娠中でも服用できるお薬を処方してくれますので、辛い場合は我慢しないでくださいね。
妊娠中はもちろん、出産後も授乳期間は安易に薬が飲めないので、薬に頼らない頭痛の治し方は覚えておくと安心ですよ♪
