ヘルペスとは熱の花とも呼ばれ、痛みのある小さな水ぶくれのことを言います。
口の周りや端にできてしまう口唇ヘルペスは、人の目もありますし、食事をするたびに痛む不快感はとてもつらいものです。
ヘルペスは一度感染すると、完治後も再発の可能性が非常に高い疾患ですし、治療が遅れると症状が重くなり、痕が残ってしまう場合もあります。
繰り返しヘルペスを患うと「もしかしてヘルペスになるのかな・・?」と予兆を感じますので、その時から対策をとると効果的です。
今回はそんな辛いヘルペスを早く治す方法をご紹介します。
やはり効果絶大なヘルペスの治し方!病院や市販薬でいち早く治そう!
ヘルペスはそのままにしておいても自然に数週間で治っていくものなので、病院に行かない方も多いのではないでしょうか。
重篤化した場合、傷跡が残ってしまう可能性もありますので、まずは病院に行かれることを強くおすすめします。
病院では抗ウィルス薬が処方されますが、その種類の薬はできるだけ早い段階で服用することで高い効果が発揮されます。
例えば、口唇ヘルペスによく処方される‘バルトレックス’という内服薬は発症後5日以内に服用を開始する必要があります。
もし、忙しくて病院に行けない方は市販薬の「アクチビア軟膏」や「ヘルペシアクリーム」がおすすめです。
こちらの薬には抗ウィルス成分アシクロビルを50mg配合されており、病院で処方される薬とほぼ同じ成分になります。
アクチビア軟膏は口唇ヘルペスの市販薬として一番有名な薬です。
軟膏なので伸びが悪いため、患部に塗りこむというよりは覆いかぶせるように使用します。
薬が白く残ってしまうので、在宅中に治したい方向きです。
その点、ヘルペシアクリームは伸びが良く目立たないクリームなので外出先やマスクをつけた状態でも使いやすい薬になります。
ただ、パラベンやクエン酸Naなどの保存料が入っているので保存料でアレルギーを起こした経験のある方は避けた方が無難です。
両方とも小さなチューブなので減りは早いですが、即効性があるので、ピリピリチクチクなどの違和感をおぼえたらすぐに塗布しましょう。
これらの薬は第一類医薬品に属しますので、薬局で購入する際は薬剤師とのやり取りが必要です。
各製薬会社のHPでは購入の可否をセルフチェックできるシートが準備されていますので、その用紙を持参すると時間の短縮につながりますよ♪
薬に頼らない効果的な方法!早く治すのに効果的な食べ物とは!?
病院に行く時間がない方や市販薬がない、または薬に頼りたくない方におすすめの方法をご紹介します。
それは身近な食材「にんにく」です。にんにくには強力な抗菌成分が含まれており、アリシンと呼ばれる成分は感染をすばやく治す助けをする効果があります。
方法は、すりおろしにんにくや薄くスライスしたにんにくを患部に直接塗布し、しばらく経ったら洗い流すだけです。
ニオイは強烈ですが、我慢した分効果は期待できます。
ヘルペスウィルスの働きを抑えてくれる「リジン」という成分を多く含んだ食品を摂ることも効果的です。
リジンは体の中で作ることのできない必須アミノ酸で、個人差はありますが、リジンを多く含む食品を食べると早くて数日で症状が治まる方もいます。
ヘルペスに良いとされている食品は豆腐や納豆などの大豆たんぱく質、かつおやサバなどの魚介類、鶏豚牛の肉類、ヨーグルトなどの乳製品などがあります。
リジンを多く含み、特におすすめなのが蕎麦です。
冷たい蕎麦なら口周りが痛くてもツルツル食べられるのも嬉しいところです。
ヘルペスは皮膚や粘膜系の免疫力が低下して起こる症状なので、これらを強化するビタミンB群、特にビタミン6を多く含む食べ物を一緒に摂るとさらに効果的です。
リジンはサプリメントでも販売されていて、気軽に摂れるのおすすめです。
まとめ
ヘルペスを初めて発症した方は病院へ行くのが最善ですが再発を繰り返している場合は、唇の周りが赤く腫れている段階までに対処しましょう。
我慢してはいけません。
早めに病院へ行った方が間違いなく早く楽になれます。
ヘルパンギーナや手足口病、口内炎など、よく似た症状のほかの病気もあるので安易な自己判断は要注意です。
ストレスを過剰に感じた時や免疫力が低下している時などに発症しやすいので、体と心を休めることがとても大切です。
日ごろからリジンを多く含む食べ物を意識的に摂り、疲れをためない生活を心がけましょう!