お互い忙しい社会人カップルにとって、夏休みや冬休みなどの長期休暇は、ふたりの思い出をたくさん作る絶好のチャンスですよね。
近場のカフェでゆっくりと過ごしたり、おうちデートを楽しむのも悪くありませんが、せっかくのお休み、どこかに遠出してみませんか?
旅行はお互いの「素」が見えやすいので、ますます仲を深めることができるかも。
今回は、カップルで楽しめる国内の名スポットをご紹介します!
都会の喧噪を忘れられる! 子供心にかえれる小さな島。
ふだん仕事をがんばっているふたりにオススメするのは、香川県の北部に位置する「直島」です。
岡山県の宇野港からフェリーに乗れば、20分ほどで到着できます。
直島に到着したら、まずは港のすぐ近くにあるレンタサイクルで自転車を借りましょう!
直島には電車がありません。一時間に1~2本走っているバスに乗って移動する手段もありますが、海を眺めながらのサイクリングは、都会では味わえませんよね。
旅行と言えば「プラン」を立てるのがふつうですが、直島は、行き先や目的を何も決めなくても、充実した時間を過ごせることが最大の魅力です。
ぜひ日常の忙しさを一旦忘れて、穏やかな自然を感じながら自由気ままにのんびりとしてみてください。
「やっぱりあそこに行けばよかった」「あれをすればよかった」と後悔することもほとんどありません。
なぜなら直島は、自転車を使えば二時間ほどで一周できてしまうほどこじんまりとした島だからです。
なので、たとえば一泊二日のような短期間の滞在でも、充分に島全体を堪能することができるのです。
自然と共存する「前衛」に触れて。たまにはアートに浸かってみよう。
もちろん直島には、自然以外にも魅力がたくさん!
中でも、島のあちこちに点在しているアート作品は、直島の醍醐味のひとつと言えるでしょう。
たとえば、船を降りてすぐ目に飛び込んでくるのは、かの著名な世界的アーティスト・草間彌生さんが作ったオブジェです。
黒いドット柄の巨大カボチャは、記念撮影をするスポットとしても人気があります。
島の南側にある美術館エリアには、趣の違った美術館がなんと三つもあります。
どれも個性的な外観をしているので、非日常感を味わうにはぴったりです。
中でもオススメなのは、日本を代表する建築家・安藤忠雄さんが設計した「ベネッセハウスミュージアム」。
計算されつくされた外観は、前衛的でありながら直島の自然に不思議と溶けこんでいます。
実際に見れば誰もが心を動かされるような、まさに「アート作品」です。
しかもここは、事前予約をすれば宿泊をすることができるんです。
美術館に泊まれるなんて、一生の思い出になること間違いなしですよね。
さらに直島には銭湯まであるんです!
こちらも外観から内観までアートの香りが漂う、直島でしか入れない特別な銭湯になっています。
混浴はないのでカップルで入ることはできませんが、番台で売っている公式グッズは男女共に可愛らしいものが揃っているので、おそろいのおみやげを買ってはいかがでしょうか。
直島には、公式のモデルルートや詳細なガイドブックがありません。
つまり、自分たちで考えて動かなければいけない仕組みになっているんです。
直島には、親切なスタッフや島民の方々がたくさんいらっしゃいます。迷ったり、分からないことがあるときは、声をかけてみましょう。
丁寧に道を教えてくれたり、直島の歴史を教えてくれることがあるかもしれません。
まとめ
ネットに頼らず、人の優しさに触れることで、より穏やかな休日を過ごすことができる直島。
ぜひ童心にかえって、カップルで出かけてみてはいかがでしょうか。