![体温計 測り方 脇](http://roshiad.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/01/体温計 測り方 脇 メイン画像.jpg)
「なんか熱っぽい・・」と思った時、体温計で熱を測りますが、
「これって本当に正しい測り方?」
と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
実は脇でも左右で体温計の示す温度は違ったりします。
測る場所は口と脇でどう違うの?
脇での正しい測り方は?
などの疑問について解説します。
体温計の測り方♪脇で正しく測るには?そのコツとは?!
体温計は測る場所といえば脇や口の中などがあります。
家族と一緒に住んでいてみんなが使う体温計だから・・と脇で測っている人も多いと思います。
体温を測るということは体の内部の温度を測るということで、外気にふれる脇で測る場合には注意して欲しいことがいくつかあります。
脇の温度は中心ほど高くなるので、そこに体温計を当てることが大切です。
体温計を下から押し上げるように当てて、脇が密着するようにしっかり脇をとじます。
上から押し込んだら温度の低い周辺にあたりますし、横から押し込んでもうまく中心に当たりません。
熱の伝導率を妨げる脇汗をふいて、肌着などに体温計があたらないように検温しましょう。
検温する際はいつも同じ場所でおなじように計ることも大切で、そうすることで正しい温度、平熱を把握することができます。
赤ちゃんの検温をする場合は膝にのせて後ろから抱きかかえるように測定すると脇をしっかり閉じることができます。
嫌がることも多いので、寝ている時に測るとスムーズです。
体温計の測り方♪左右の脇で体温が違う!実測式予測式の違いとは?
「こんなにしんどいのに思っていたより低いな」
と反対側の脇で測り直したら、「体温が違った!」という経験をした方もおられるのではないでしょうか。
高熱ならインフルエンザの可能性もありますし困りますよね。
実は左右の脇で温度差があるのは不思議なことではなく、体の構造にあります。
体の左にある心臓は、体内に血液を送り出す太い血管が左方向にでており、体内の冷却システムにより左脇の体温の方が右脇より高くなりやすいといわれています。
人間の体は血管の太さや内臓の構図などが左右対称ではないので両わきの温度差があっても別に問題ではありません。
左右で測って差があるなら高い方の体温で把握しておきましょう。
脇の温度は体表面の温度ですが、脇をしっかり閉じることで温まり、体内の温度が反映されます。
十分に温まった時の温度を平衡温といい、この平衡温を測るのが正しい検温です。
脇で測る場合、平衡温になるのは10分後、口の中なら5分後と言われています。
じっとしていられないお子様や短時間で測りたい場合には予測式の体温計がおすすめで、ドラッグストアなどで多く見かけるのも予測式です。
基礎体温を測ったことのある女性なら分かるかもしれませんが、体温計には実測式と予測式があります。
実測式は脇と口の中で測定ができ、計測時間が10分と長いですがその分正しい検温ができます。
予測式は脇専用が多く、多くの人の体温上昇データをもとに演算式に、脇であれば10分後の平衡温を予測して短時間で測れます。
脇が汗で濡れていたり、脇をしっかり閉じず外気に触れて脇の温度が低くなっていると予測式の体温上昇を測定する際に正しい平衡温を出せなくなります。
ちなみに一般的な温度差は直腸温>鼓膜温>舌下温>脇下温になります。
脇下が一番体温が低く表示されることからも、しっかり脇の中心に押し込む感じで検温してください。
測る時は安静な状態で、食事をすると体温があがるので、検温前に飲食はやめましょう。
まとめ
脇で測る体温計の使い方についてご紹介しました。
今では数秒で計れる体温計もあり、とても便利になりましたが、予測式体温計なので正しい使い方が重要です。
脇で検温する際は衣服を脱いだり、脇をあげる動作が増えてしまうので、脇に体温計を挟んでしばらくしてから測りはじめるとより正しい平衡温を測ることができます。
いつも同じ場所で同じように測り、自分の平熱や発熱時の正しい体温を把握したいものです。