
最近、テレビのニュースで「ふるさと納税」の話をよく聞くようになりました。
何だかお得に地方の特産物がもらえるみたいです。
やってみたい気持ちもあるのですが、どうやったら良いのでしょうか。
確定申告が必要な場合もあるようですが、申告に必要な書類もよくわかりませんよね。
最近は新たに、ワンストップ特例制度も始まったようです。
ここではふるさと納税のしくみから申告の流れまで、今後も役に立つ情報をお届けします。
ふるさと納税って?
ふるさと納税とは、お好きな全国の都道府県・市町村を選んで寄付すると、税額控除が受けられるようになり、お礼として寄付した自治体からお礼品などがもらえるというものです。
税金を寄付金として納めるだけで、お礼としてその地域の特産品や旅行券などをもらうことができます。
寄付する金額で選べるお礼品も変わってきますが、下は5千円程度から、高額になると100万円以上なんていうのもあります。
普段何気なく納めている税金を、他の地域に寄付するだけでお礼品がもらえるなんてお得ですね。
自分の納める税金の額によって、寄付できる金額の上限があるので、確認してみましょう。
ちなみにふるさと納税という名前ですが、自分の住んでいたことのある地域だけでなく、全国どこの地域でも寄付することができます。
応援したい地域を選んで寄付するというのも良いですね。
ふるさと納税のやり方は?
ふるさと納税については、何となくわかりました。
では、実際にどのようにふるさと納税を納めるのでしょうか。
各地方自治体のホームページから寄付することもできますし、「ふるさとチョイス」や「さとふる」など、ふるさと納税を取り扱っているホームページから寄付することができます。
「ふるさとチョイス」はこちらから⇒https://www.furusato-tax.jp/
「さとふる」はこちらから⇒http://www.satofull.jp/
ふるさと納税を取り扱っているホームページだと、地域やお礼品、金額などのカテゴリから選べるので、初めてふるさと納税をしたいという方でも、簡単に申し込むことができます。
詳しくはホームページに手順も書いてあるので、いろいろ見てみると良いでしょう。
次に、実際に寄付する時期ですが、これは特に決まっていません。
自分がやりたいと思った時で良いのです。
ただ、寄付する時期によっては自治体が忙しく、お礼品が届くまでに2~3か月かかることもあるようです。
しばらくすると、お礼品と寄付金を払ったという証明書が届きますが、安心するのはまだ早いです。いよいよ山場の確定申告です。
ふるさと納税の確定申告に必要な書類は?
それでは、さっそく確定申告について必要な書類を見てみましょう。
確定申告をするには、お住まいの地域を担当している税務署の窓口で確定申告書と必要書類を提出するか、インターネットで国税庁のホームページから確定申告書をダウンロードして、プリントアウトしたものを提出することになります。
必要書類は、
・勤務先から発行される源泉徴収票
・寄付した自治体の寄付金受領証明書
・還付金を振り込んでもらう口座の通帳
・印鑑
・個人番号(マイナンバー)のわかる書類・身分確認証
が必要となります。
もし、寄付金受領証明書を紛失してしまった場合は、再発行ができるか自治体に確認してみましょう。
確定申告書の書き方がわからない場合は、必要書類を持って税務署の窓口へ行くと、職員が教えてくれます。
書類さえそろえておけば、意外と簡単そうですね。
確定申告が終わると2か月ほどで所得税が還付され、翌年度の住民税額も控除されます。
ふるさと納税の確定申告をしなくてもいい?ワンストップ特例制度とは
さて、確定申告をするためにここまで見てきましたが、それなりに確定申告までの道のりが長く思えます。
そんなあなたへここで朗報です。
2015年4月1日から制度が変わり、
一定の条件を満たす方は確定申告が不要になりました。
これを「ワンストップ特例制度」といいます。
この制度を使える条件としては、確定申告が不要な給与収入のある方で、1年間(1月~12月)の寄付する地方自治体が5か所までです。
この制度を使うには、
・寄付金控除に係る申告特例申請書
・個人番号(マイナンバー)のわかる書類
・身分確認証
を寄付した自治体へ郵送します。
申請が完了すると、翌年度の住民税から控除が受けられます。
必要書類もぐんと減って、さらに簡単になりましたね。
まとめ
ふるさと納税と確定申告について、そして新たに始まったワンストップ特例制度について、いかかでしたでしょうか。
必要書類が少なくてすむワンストップ特例制度も、条件が合えば使っていきたいところです。
自分にもできそうと思った方は、ぜひ一度、ふるさと納税を利用してみてくださいね。