待ちに待った夏休み!
だけど宿題をたんまり出されて、憂鬱になっている人も多いのではないでしょうか。
特に時間のかかる自由研究は、頭を悩ませる宿題のひとつ。
できれば面倒な準備が必要なく、簡単にできるものがいいですよね。
だからといって適当な内容で済ませてしまうのは、せっかくの「自由」研究がもったいない!
大人になると「自分の好きなことをじっくり調べることができる時間」があることは、とてもうらやましいことなんですよ。
そこで今回は夏休みの自由研究にオススメの、簡単でやりがいのある研究テーマをご紹介します。
花火大会に行く前に! 夏の風物詩を徹底解明してみよう!
夏といえば「花火」。
色とりどりの花火が打ち上がる花火大会は、毎年各地で賑わいを見せていますよね。
また、最近ではコンビニに手持ち花火が売られるようになったので、友だちや家族と気軽に楽しむことができるようになりました。
そんな夏の風物詩である花火ですが、どのような仕組みがあるかご存知ですか?
「専門的な内容でむずかしそう」と思うかもしれませんが、実は夏休みの研究にぴったりな、簡単な理科の実験でそれを確かめることができるんです!
特にオススメなのは、「花火の色」に関する研究です。
キッチンのガスコンロから出る火は青色なのに、花火は赤や黄色や緑など、さまざまな美しい色に変化しますよね。
そもそも火に色が見えるのは、「炎色反応」と呼ばれる化学反応が起こっているから。
中学二年生以上の人は、理科の授業で聞いたことがあると思います。
炎色反応とは、金属などのさまざまな物質を炎の中に入れることで、各物質が持つ色の特性を見極めることができる反応のこと。
たとえばガスバーナーの火に銅の粉をふりかけると、炎の色が緑に変化することを確認できます。
「リアカー 無き K村、 動力借ると するも くれない 馬力(Li赤 Na黄 K紫、Cu緑青 Ca橙 Sr紅 Ba黄緑)」という語呂合わせは、炎色反応を覚える方法として有名です。
炎色反応は安全に確かめることができます。
オススメなのは「エタノール」と「精製水」で溶かした、「ホウ酸」「ミョウバン」「カルシウムのサプリ」「食塩」を用意して、火を点ける方法です。
以上の材料はすべて薬局などで手に入るものばかり。すべて揃えても2000~3000円ほどで済ませることができますよ。
ただし、実験をするときは風通しの良い場所で行ってくださいね。
炎を使う実験は火事の危険性があるため、できるだけ周りに物がない屋外で、大人の方と同伴で行ってください。
炎色反応を写真に撮ろう! 色を際立たせるオススメ写真アプリとは
色とりどりの反応を見ることができる炎色反応の実験は、成果をまとめる際に写真を添えておくと良いと思います。
最近は高価なカメラを買わなくても、スマートフォンの無料アプリで手軽に綺麗な写真が撮れるようになりました。
筆者のオススメは「Pics Art」という無料の写真加工アプリ。
とにかくエフェクトの種類が豊富で、色の調整はもちろん、少しアート調にしてみたり、ひと味ちがった目を引く写真を作るのに役立つメニューがいっぱい!
リサイズや切り抜きなどのツールメニューも充実しています。
たとえば違う日や時間帯に撮影してなんとなく雰囲気が変わってしまった写真の色味を統一する際にも、とても便利なアプリです。
「研究」というと、なんとなく堅苦しく地味な印象を受けてしまうかもしれませんが、文章に添える写真に一工夫加えると、たちまち見やすく楽しいものになること間違い無しです。
まとめ
いかがでしたか?
毎年見ている花火の秘密を知ると、もっと花火を楽しむことができますよ。
簡単にできて、まとめがいのある炎色反応実験。
科学的な実験はみんなの目を引くこと間違いなしです。
ぜひ、今度の自由研究に試してみてはいかがでしょうか。