
ツアーコンダクターやツアープランナーなどの職業にあこがれている人も多いかと思います。
旅行の理由は人それぞれ、卒業旅行・新婚旅行・家族旅行、また同窓会を兼ねた旅行だったり、町内の忘年会旅行などもありますね。
変わったものでは結婚○周年の記念に両親にプレゼント・・・なんていうのもあります。
いずれにしても、それぞれ思いがあり、日頃の生活から放れて、楽しんでよい思い出を作りたいもの。
そんな旅行を素敵なものにするお手伝いができる仕事ってとても素敵だと思いますし、やりがいがありそうですよね。
では、どうやったらそんな職業につけるでしょうか?
どんな資格が必要?
旅行会社での仕事に関連した資格としては、
・「国内旅行業務取扱管理者」・・・国内のみ取扱い可
・「総合旅行業務取扱管理者」・・・国内・海外ともに取扱い可
などの国家資格があります。
でも、医師免許などのようにこれらの資格がないと就職できないかというとそうではありません。
実際、就職して実務経験を積んでから資格を取得する、という方も大勢いらっしゃいます。
じゃあこの資格は何のためになるの?
これらの資格を取得することは、旅行会社で仕事をする上で必要となる
・旅行業法及びこれに基づく命令
・旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
・国内旅行実務
などの知識を身につけている・・・という証明です。
実際に旅行会社に勤めている人でも、すべての人がツアーコンダクターやツアープランナーになるわけではありませんが、旅行会社が扱う商品は「旅行」です。
どんな部署に配属されようと、その会社の社員である以上自社製品に関する知識は必要ですよね。
ですから、入社の時にこれらの資格を持っていなくても、入社してから取得する人が多いのはそのためなんです。
その資格を持っていると就活に有利?
絶対に必要な資格というわけではありませんし、絶対に有利・・・とは言えません。
しかし、少なくとも旅行関連の職業に就くために、知識を身につける勉強をしてきたことが、話だけではなく形としてきちんと証明されることは確かです。
その資格を取得するために勉強するなかで、旅行会社というのはどういった組織なのかということも合わせて感じることができるでしょうから、面接などにも役立つかもしれませんね。
他にもアピールできることを準備しておくこと
「旅行業務取扱管理者」の資格が取得できれば、履歴書にも記載できますし、1つのアピールポイントにはなります。
ただし、この資格試験は受験資格はいらないので、旅行会社に就職しようと思っている人は持っている、または勉強している人が多いのも事実です。
つまり、
その試験に合格しただけでは、大きなアピールにはならないということです。
その他に取得しておくと有利な資格としては、英語検定(2級以上)や、TOEICスコアなどもアピールできる資格となるでしょう。
特にTOEICは合否ではなく結果がスコア判定なので企業としては評価がしやすいようです。
自分磨きも忘れずに
どんな業種の企業に入るためであっても、資格を取得することは他の人との差をつけるアピールポイントであることは確かです。
資格はそれを取得することによって、それに至るまでの努力も証明してくれるものですからね。
ただし、それだけではダメです。
就職する方も真剣ですが、それ以上に企業は採用に関して真剣に考えています。
資格はその人の努力できる能力を判断できるポイントではありますが、ただ知識が豊富ならよいわけではなく、やはり最終的には職場でのコミュニケーション能力や柔軟性、人柄や清潔感などが重要になってくると思います。
これは旅行会社に限ったことではなく、世間一般当たり前のことですよね。
資格取得は自分がこれまで努力してきたことを形として残すための手段です。
そしてそれだけでなく、同時に自分自身を磨いていくことも、社会人になるためにとても必要なことですよ。