ゆで卵といえば、一昔前に流行ったダイエットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素を全て含んでいる優良食品です。
卵料理にはオムライスや親子丼、卵焼きなど様々ありますが、一番シンプルな食べ方がゆで卵です。
どんなご家庭にも常備されている卵、値段も手ごろで簡単に作れるゆで卵の嬉しい効能をご紹介します。
ゆで卵ダイエットの仕組みや効能!気になる栄養素もご紹介♪
人間は食べ物を消化する時にもエネルギーを必要とし、カロリーを消費します。
ゆで卵には半熟や固ゆでなどありますが、固ゆでの場合、消化する際に多くのエネルギーを消費し、卵のカロリーよりも消費するカロリーの方が大きいため蓄積している脂肪からエネルギーをもらい、結果脂肪燃焼につながります。
また固ゆでは腹持ちも良いので朝食をゆで卵に置き換えるなど、ダイエットとしても取り入れやすいです。
肉体改造などでも必要不可欠なタンパク質の種類は20種類あり、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分類されています。
必須アミノ酸は体で生成されないので食事かた摂らなければなりませんが、卵にはこの必須アミノ酸を全てバランスよく含まれています。
筋肉をつけるために一番効果のあるアミノ酸のひとつ、‘ロイシン’も豊富に含まれています。
あの卵からヒヨコが産まれると考えれば、栄養素がぎっしり詰まっているのも納得できます。
他にもビタミンA、D、E、B2、B6、B12、葉酸、亜鉛、マグネシウム、鉄、カルシウム、リンなどの栄養素が入っています。
タンパク質は三大栄養素の1つで、わたし達の筋肉や骨、皮膚や髪などのもとになる大切な栄養素です。
卵を一日2つ食べるとタンパク質の一日必要量の1/3を摂取することができます。
魚や肉は焼いたり煮たりの調理や時間が必要ですが、毎日手軽にタンパク質をとるならゆで卵がおすすめです。
学生さんや女性も必見!ゆで卵の様々な効能とは!?
ゆで卵には必須アミノ酸がバランスよく含まれていて、様々は嬉しい効能があります。
まず‘メチオニン’という抗酸化作用をもつアミノ酸は老廃物の排出を促し、代謝を高める働きがあり、生活習慣の予防や老化防止につながります。
卵黄には強力な抗酸化作用をもつ‘カロチノイド’という物質が含まれており、生活習慣や白内障の予防に効果的です。
さらに卵黄に含まれる‘コリン’には脳を活性化し、認知症の予防に有効だと言われています。
血管を拡張させて血圧を下げる働きもあり、動脈硬化や脂肪肝、高血圧の予防効果も期待されています。
コリンを多く含む食品として、レバーや卵、大豆、豚肉、牛肉などがあげられ、食品100gあたりの含有量は卵黄(630mg)、全卵(240mg)、茹で鶏レバー(210mg)、焼いた赤味牛肉(91mg)、生の大豆(65mg)です。
卵黄のコリンにはビタミンB12を併用することでアルツハイマー病の予防や脳機能の改善効果が期待されています。
コリンは神経伝達物質で、記憶や学習に深くかかわりがあり、たくさん摂取すると学習能力が向上したという研究結果もあるので、お子様にも食べさせたい食品ですね。
ゆで卵にすると殻をむく際に薄い皮のようなものがありますが、これを卵殻膜と呼び、女性に嬉しい効能があります。
あまり好んで食べる方はおりませんが、実はこの卵殻膜にはヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、新陳代謝を促進するシスチンなどが含まれており、食べると体内でコラーゲンを育む力をサポートする役目があります。
まとめ
普段何気なく食べていた卵に様々な効能があります。
ちなみにゆで卵は殻つきのままで賞味期限は3日以内、ひびの入ったものが2日以内、殻をむいたものが12時間から24時間以内とされています。
私もよくゆで卵を作りますが、いつ作ったのか分かるように殻に日付を書いたりしています。
年齢関係なく積極的にとりたい効能がたくさんあるゆで卵を食べて健康維持に役立てましょう!