ゆで卵には固ゆでや半熟卵など、茹で時間によって食感も食べ方も変わってきます。
半熟卵はどんぶりやサラダに乗せたり、サンドイッチなどともよく合います。
卵をゆでるだけのシンプルな料理ですが、誰に教わるでもなく、なんとなく作っている方も多いのではないしょうか。
水からとお湯からで違いはあるの?
少ない水でも作れるの?
などの疑問や、水から作る半熟卵について徹底解説します。
半熟卵の作り方!水からの手順とは?!少ない水でも作れるの?
卵はタンパク質や脂質、ミネラル、ビタミンなどがバランスよく含まれており、完全食とも言われています。
固ゆでは簡単にできるけど、数分の差で出来栄えが左右される半熟卵はちょっと難しいと思う方も多いです。
ゆで卵を作る時、冷蔵庫から出してすぐの冷たい卵と常温に戻した卵で作るパターンがありますが、常温の卵の方が茹で時間が若干短縮できます。
ゆで卵を作る際に沸騰してからお鍋に入れる場合と水から作る場合がありますが、水から茹でる方がひび割れる心配が少ないのでおすすめです。
沸騰したお湯から茹でると一気に熱膨張して割れる可能性がありますし、薄皮もくっついてしまいます。
水から作る半熟卵の手順をご紹介します。
小鍋に卵を入れ、水は卵が浸かる程度に入れます。
強火で火にかけ、箸で優しく卵を転がすと黄身が真ん中にきます。
卵は70度くらいから固まり始めるのでそのくらいまでくるくるまわします。
ぷくぷくと気泡がたって沸騰したら少し火力を弱め、7.8分したら半熟卵ができます。
ちなみに沸騰5分でとろとろ卵、沸騰10分で固ゆで卵になります。
半熟卵が茹で上がったら、即座に冷ますと殻が剥きやすくなります。
ゆで卵を作る際の水の量ですが、実は少ない水でもできます。
卵の半分くらいの高さまで水をいれてフタをして弱火で6分茹でます。
その後火をとめてフタをしたまま3分蒸らしてから冷水で冷ましたら完成です。
ツルンとキレイな半熟卵の作り方♪水から作る際のひと手間とは?
ここではいつも同じクオリティで美味しい半熟卵を作れるようなポイントをご紹介します。
殻がうまく剥けないと白身が殻にくっついて見栄えがボコボコし、不恰好になりますよね。
ひと手間を加えたり、準備しておくとツルンときれいな半熟卵になるのでぜひお試しください。
殻をきれいに剥くには急冷することが大切です。
茹で上がる前にボールに氷水を用意しておくとスムーズです。
氷水に3分いれるとしっかり冷えます。
茹でたては卵の中身が熱膨張していますが、急冷することで中身が締まり、殻との間に隙間ができてむきやすくなります。
急冷のメリットは殻が剥けやすくなる以外に余熱で半熟卵が固まってしまうのを防ぐ役目もあります。
茹でる前に画びょうで卵に穴をあけておくのも剥けやすくなるコツです。
ちなみに新鮮な卵ほど剥きにくいです。
茹でている最中に卵が割れて中身が飛び出るのは卵同士がぶつかってしまうためです。
沸騰してぐるぐる鍋の中で踊るような大きな鍋ではなく小さめのお鍋で茹でましょう。
ここで解説した半熟卵までの時間は季節によって水温が違いますし、鍋の大きさやご家庭のコンロの火力によっても沸騰までの時間も変わってきますので、あくまで目安としてくださいね。
まとめ
水から作る半熟卵についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
画びょうで穴をあけたり、新鮮な卵より日にちの経った卵のほうが殻がツルンと剥けやすく、大きな鍋はNG、半熟卵は特に急冷をすばやく・・などのコツがあります。
ゆで卵は剥いて食べるまで中身の加減が分からないので、慣れないうちはその出来栄えにドキドキしますよね。
半熟卵は料理の彩りやアクセントになりますし、上手にできたら嬉しいものです。
また半熟卵といっても、とろとろ卵に近いものから固ゆでに近いものまであり、ぜひ自分好みの半熟卵が作れるようにちょっとした調整をしながらベストな方法を見つけましょう。