冬はエアコン、こたつ、電気カーペット、電気ストーブなど色々な暖房器具があります。
夏場は省エネの為、エアコンの設定温度を26度~28度!とよく聞きますが、冬場の設定温度はあまり聞いたことがありません。
エアコンの暖房の適温は何度?
快適に過ごすには?
などの疑問についてお話します。
冬場はガス代も電気代もかさみます。
気になる節電についてもご紹介しますので参考になれば嬉しいです。
エアコン暖房時の適温とは?節電になる賢い使い方ご紹介!
テレビで大型家電量販店の店員さんが「電気代をおさえるには、エアコンが一番!」と言っていました。
店員さんいわく、まず電気ストーブなど立ち上がりの早い暖房器具で部屋を暖めてからエアコンに切り替えると一番節電になるとTVで話していましたので信じている方も多いですが、
これは間違いです!
初めからエアコンを使うのが一番の省エネになります。
エアコンにはCOPという省エネ表記がありますが、これは1の電気エネルギーを入力したときにどれだけの空調能力を得られるかの指標で、今の機械であれば最低でもCOP=3はあるはずです。
これはヒートポンプというシステムを使っているためなのですが、電気ストーブはCOP=1なんです。
石油ファンヒーターであれば速断性という面から併用するのはありですが、電気を使う暖房は初めからエアコンを使うのが最も省エネになります。
グローバル空調総合メーカーであるダイキンのHPにでは設定温度を冷房は28度、暖房は20度~22度を目安としましょうとあります。
エアコンの設定温度は消費電力と大きな関わりがあり、設定温度が一度違うだけで約10%も電力が変わります。
環境省では暖房時の設定温度を20度で推奨していますが、少し寒いと感じる方も少なくありません。
適温とは‘ちょうど良い温度’で、冬の室内温度は18度~22度、湿度45~60%だといわれています。
推奨されている20度で肌寒い時は何か羽織ったり、レッグウォーマーを穿いたりしてもいいですし、厚着ができない時は22度まで上げるとだいぶ快適になります。
エアコン暖房で節電ぽかぽか♪特性を活かして適温にするコツとは!?
暖房の設定温度と実際の室温に違いがあることをみなさんはご存知でしょうか?
とくに微風などエアコンの風量が弱いときは室内の空気循環がさがるので、暖房時には比重の軽い暖かい空気が天井などの高い位置に留まってしまします。
なのでエアコンが感知した温度と下で生活しているわたし達との温度差が生じてしまうんです。
エアコンの温風が直接当たるのを避け、風向きを上にしてる方もいますし、ではどうしたらいいか?
というと部屋の空気を撹拌(かくはん)されることです。
扇風機やサーキュレーターは電気代も安いですし、空気を循環させることができるのでエアコンとの併用がおすすめです。
サーキュレーターは空気を循環させることを目的として機械で、暖かい空気と冷たい空気を混ぜる働きがあり、扇風機よりも強い風を直線的に送ることができます。
サーキュレーターを上に向けて使うと天井に留まった暖かい空気を循環させることができるので、設定温度が同じでも居住空間の温度が上昇します。
空気を循環させない場合は同じ体感温度にするために設定温度を上げる必要があり、この設定温度の差の分が省エネになるのです。
サーキュレータの電気代は? と思うかもしれませんが、一般には
設定温度差の電気代 > サーキュレータの電気代
となるため省エネが成り立つのです。
サーキュレーターは安いものなら2千円代でありますし、冷房でも暖房でも使え、扇風機よりもコンパクトなのでおすすめです。
空調メーカーや環境省では20度設定を推奨していますが、一般家庭の平均設定温度は24度~25度です。
その中でも一番多いのが28度設定と言われているので、20度に設定するのは難しいのが現状です。
ですが、暖かいリンビングから温度差のある廊下に出た時や脱衣所などはその温度差でヒートショックをおこす可能性もあるので、できれば暖房の設定温度をあまり高くせず、衣服で工夫したいものです。
まとめ
エアコンの適温についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
エアコンの設定温度が1度違うだけで消費電力は10%も変わります。
夏はクールビズ、冬はウォームビズと節電が当たり前の世の中になっています。
節電しながら暖かく過ごしましょう!