
エアコンの季節になると気になるクリーニングですが、業者に頼むと一台1万円ほどかかり、家中のエアコンをお願いするとけっこうな出費になります。
誰でも室内の空気はキレイに保ちたいものです。
ここでは体への影響やエアコン本体への影響、節電対策にもかかわるエアコンクリーニングの重要性について徹底解説します。
小さなお子様がいる家庭や高齢者、アレルギーの方、家計の財布を握る主婦の方にも必見です。
エアコンクリーニングの重要性!おそろしい体への影響とは?
夏も冬のフル活動なエアコンはわたし達の生活に無くてはならない家電の1つです。
エアコンの仕組みは室内の空気をエアコン本体の上から吸い込み、冷気や暖気として送り出しているので空気中のホコリや細かい塵、カビ菌なども一緒に吸い込み、どんどんフィルターに溜まってしまうんです。
エアコンは冷房運転で空気の温度を低下させますが、この時に熱交換器上で結露がおこり、運転を止めたときに温度が上昇するため高温多湿の状態となります。
この高温多湿がカビ菌にとっては格好の住処になり、エアコンを稼動するたびに増殖したカビ菌が部屋中に撒き散らされてしまいます。
ではカビが与える体への影響は?
というと鼻水やくしゃみなどの鼻炎、アレルギー症状、さらにひどい場合は喘息や肺炎を患うこともあります。
皮膚炎や目のかゆみなどカビによる症状には個人差や出方もバラバラなので
「最近、なんとなく本調子じゃないな」
という時やエアコンを使い始めたのと同時期に咳などの不快症状が出た時はエアコンのカビが原因だった!ということもあります。
実際、そのような症状で病院を受診する人がエアコンの使い始めの季節に多いんです。
特に免疫力の低い小さなお子様のいるご家庭や高齢者のいるご家庭では気をつけたいものです。
なのでエアコンのカビ菌やホコリなどの汚れは定期的なクリーニングで本体や内部をキレイにすることが重要です。
ちなみにクリーニング方法は業者に頼む、市販のエアコンクリーナースプレー等を使う、取り外せるパーツを外して自分で掃除するの3つです。
自分でする場合は半年に1.2回の頻度で掃除しましょう。
できる範囲は限られますが、我が家はそれで数年過ごしていますが、嫌なニオイも不快な症状とも無縁です。
節電や効きにもつながるエアコンクリーニングの重要性とは!?
エアコンのクリーニングのメリットは空気がきれいになる他にも嬉しい効果があります。
ホコリや細かい塵などで目詰まりしたフィルターだとエアコンの効きが悪いため、ついつい設定温度を下げてしまったり、エアコンが長時間フル稼働するので電気代もかさみます。
エアコンをキレイに保っていると効率的に空気の循環するので、結果、電気代の節約につながります。
環境省の調査によると2週間に一度のフィルター掃除で冷房時に4%、暖房時に6%の電力節電になると発表されています。
またお掃除グッズで有名なダスキンではエアコンクリーニングすることで風速が40%UPするという試験結果もあります。
数ヶ月ぶりに稼動させると、気になるのがカビ臭さやエアコン特有の嫌なニオイがしますが、これは内部のカビ菌が原因です。
エアコンの内部は構造も複雑ですし、繊細なパーツも取り付けられています。
取り外せるパーツもかなり限られてくるので、やはりエアコンクリーニングの業者に頼むのが一番です。
一台1万円以上する場合もありますが、一度内部までしっかり掃除しておくとキレイは長持ちし、一年に一度のクリーニングでOKです。
まとめ
エアコンクリーニングの重要性について解説しましたが、いかがでしたか?
自宅は長時間過ごす一番落ち着く場所ですし、毎年猛暑で1日つけっぱなしという方も多いと思います。
もしカビ菌の空気を1日吸っていると考えたらゾッとします。
フィルター掃除は数ヶ月に一度しておけば軽い汚れで済むので掃除機で吸い取るだけでもキレイになります。
ぜひ定期的なクリーニングをして体にもお財布にも嬉しいメンテナンスをしましょう!
どうしても面倒という方は、お掃除機能付きのエアコンに買い換えるのも手ですよ。
各社から色々と出ていますが、総じて省エネ性は高いですし何と言っても楽ちんですから(^^