煮物やお味噌汁など家庭料理に大活躍なのが煮干しでとった出汁です。
最近では便利な粉末を使うご家庭も多いですが、添加物の入っていないシンプルな煮干しの出汁で料理をするとやっぱり美味しいものです。
出汁をとった後の煮干し、このまま捨てるのもったいないなぁ、何かいいアイデアはない?
ということで、ここでは出汁をとった後のだしがらの美味しいレシピや栄養についてご紹介していきます。
出汁を取った後の煮干しのカルシウムは?簡単佃煮レシピご紹介!
煮干しといえば高タンパク低カロリーで、鉄分、カルシウム、DHA、EPA、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB群などが豊富で栄養価の高い食材です。
煮干しのカルシウム含有量は100gあたり2200mgもありますが、出汁にすると100mlあたり3mgになり、だいぶ減ってしまうんです。
なので煮干しでとった出汁にはほとんどカルシウムが含まれていないので、カルシウムを効率よく取るには煮干しそのものを食べることが必要です。
出汁をとった後の煮干しで作る一品といえば佃煮が有名ですよね。
佃煮なら日持ちもしますし、甘辛くてご飯のお供として常備菜に最高です。
作り方も簡単で調味料の分量も分かりやすいレシピをご紹介します。
- 水30ccに対し、酒・みりん・醤油・砂糖を各大さじ2合わせたものを弱火で火にかけます。
- そして煮干しを入れて煮詰めます。
- 最後にお好みでかつお節やいりゴマを混ぜて完成です。
普段、粉末のだしを使っていましたが、離乳食を作っている時期は煮干しやかつお節で出汁をとっていたので、その時によく作っていました。
減塩や薄味がお好みならそれぞれの調味料を半分くらいにしてもOKです。
煮詰める時間によって味の濃さも変わってきますので、調節してください。
細かく刻んでご飯にしておにぎりにしたり、大人用に鷹のつめをいれてピリ辛にしても美味しいです。
出汁を取った後の煮干し!簡単美味しい♪おすすめレシピ3選とは!?
出汁をとった後の煮干しは佃煮以外にもたくさんの再利用レシピがあります。
まず一番お手軽なのは、お味噌汁をつくるためにとった煮干しをそのままお味噌汁の具材にしてしまうんです。
このように食べている料理家の人もいるほどです。
毎日のように食べるお味噌汁の脱マンネリにもなりますし、煮干しも柔らかくなっているのでどなたでも食べやすいです。
煮干しといえば、佃煮や甘辛いきんぴらレシピがよくありますが、シンプルに揚げても美味しいです。
フライパンにサラダ油を熱し、出汁をとった後の煮干しを入れて表面がカリっとするまで炒めます。軽く油をきって醤油であえれば完成です。子供の健康おやつやおつまみにもぴったりです。
また味噌を使った常備菜として味噌漬けもおすすめです。
味噌・酒・みりんを混ぜて煮干しを漬けてフライパンで簡単に焼くだけです。
味噌の量に対し、酒とみりんを合わせたもので1対1くらいが目安です。
味噌を使っているので冷蔵庫で1週間ほど保存がききます。
味噌にはタンパク質、ビタミン12、ビタミンE、イソフラボン、レシチン、サポニンなど栄養が含まれています。
老化防止、コレステロールの抑制、ダイエット効果、美肌効果などが期待できますのでどの年代も積極的に摂りたい食材です。
煮干しにはカルシウムがたくさん含まれていますが、砂糖にはカルシウムとビタミンB1を消費してしまう性質があり、摂取したカルシウムを使われてしまいます。
なので煮干しの調理には砂糖は控えめが良いです。
砂糖の代わりにみりんやはちみつで代用するとしっかりカルシウムが摂れますよ♪
まとめ
出汁をとった後の煮干しについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
出汁にするとカルシウム含有量がかなり減ってしまうので、出汁で使った煮干しは捨てずに賢く美味しい一品にしたいものです。
佃煮や味噌漬けなら日持ちしますし、ご飯がすすむおかずになり、さらに栄養価もあっていいことづくめです!
粉末のだしを使わずに煮干しから出汁をとったならせっかくなので煮干し丸ごとの栄養を頂いちゃいましょう!