
誕生日やお祝い事でフラワーアレンジメントを贈ったり贈られたり…。
そんな経験ありますよね。
花束もいいけれど、見た目も華やかでそのまま飾れるという点で魅力あるプレゼントです。
でも、そんなきれいで華やかなアレンジメント、なかなか長持ちさせるのはむずかしいですよね。
私自身、趣味ごとで舞台に立つ機会があり、フラワーアレンジメントをいただく機会があるのですが、なかなか長持ちさせることが難しいのです。
確かに、花束のお花に比べると短めに切ってあるので、水の吸い上げが良くないのかも…。
なんて思っていたのですが、アレンジメントがなかなか長持ちさせられない理由は、それだけではないようです。
そのまま飾れるアレンジメント
フラワーアレンジの良いところ、ズバリ花瓶など使わずにそのまま飾れることですよね。
玄関やリビング、飾るだけでいつもの場所がとても明るく華やかになります。
お花が飾ってあるだけで、なんとなく気持ちに余裕もできて心も和む…と本当にいいものですよね。
でも、ここで注意ポイント。
そのまま飾れる…ってホントにそのままセロファンも剥がさず飾ってませんか?
かわいいラッピング…もったいない。
せっかくかわいくラッピングされていますが、そのセロファンは運んだりするときに花が傷ついたりしないための、梱包です。
中が見えるように透明のセロファンでその周りはリボンなどで華やかに飾られていますから、剥がしてしまうのはなんだかもったいないと思ってしまいますが、思い切って剥がしてしまいましょう。
お花は生きものですから、呼吸をしています。
セロファンがついていると風通しも悪く、お花は呼吸ができない状態になっています。
かわいいラッピングは捨ててしまうのはもったいない気がしますが、それを惜しんでいると、せっかくのお花の傷みが早まってしまい、かえってもったいないことになりますよ。
水をきちんと与えていますか?
アレンジメントは、防水加工がされたカゴにオアシスという緑色のスポンジ状のものが入れられていて、それにお花が挿してありますよね。
そのオアシスに水分が含まれていることでお花が水分をとることができるようになっています。
ですからそのオアシスが乾かないように、きちんと水分を与えることが必要です。
「そんなの当たり前じゃない!」
と思う方も多いかもしれませんが、実はそれだけでは不十分なのです。
そもそもオアシスというのはアレンジメントをするための土台です。
オアシスは水分を含ませることで使えるようになります。
つまり、オアシスが濡れているのは、お花に水分を与えるというよりも、使える状態にするために水分が含まれている…と考えた方がいいでしょう。
お水はどのくらいあげればいいの?
これまでお話したように、オアシスが濡れているのは使える状態にするためと思ってください。
もちろんオアシスに水分が含まれていることで、お花の切り口が乾くことは防いでくれています。
花束も、切り口の部分を濡らしたキッチンペーパーなどで巻いてあったりしますよね。
それと同じような役割と思えばいいと思います。
花束なら、家に持ち帰ったら水をはったバケツや花瓶にすぐに移しますよね。
それと同じように、アレンジメントも持ち帰ったらすぐにお水をあげましょう。
オアシスはスポンジのように水分を吸う素材なのですが、実は一度乾いてしまうと水分を吸う機能が低下します。
ですからオアシスが乾いてきてから水を与えても、もう遅いのです。
タイミングは帰ったらすぐ、水の量はオアシスを濡らすだけではなくて、オアシスが浸かるくらいたっぷりと与えましょう。
これでアレンジメントも長持ち!
私も、この方法を知るまではアレンジメントをずいぶん早くに捨ててしまう羽目になっていました。
そもそもセロファン剥がしてませんでしたから。
この方法に加えて、お花に延命剤がついていれば、水と一緒に与えると長持ちします。
あともうひと手間かけると更に長持ちするようになりますよ。
これは毎日する必要はありませんが、花瓶の花と同様に、時々茎をカットして挿しなおしてあげると、また水の吸い上げが良くなりさらに長持ちさせることができます。
せっかくのアレンジメント、なるべく長く楽しみたいですよね。
アレンジメントをいただいたら、ぜひ試してみてください。